転職エージェントとは?1から100までわかる使いこなし方

転職エージェントを利用すべきか迷っていませんか?

転職エージェントというと「登録が面倒」だったり「本当に転職活動に有利に働くのか?」と思っている方も多いではないでしょうか。

結論から言えば、転職エージェントは、忙しくてなかなか転職活動を進められない方や、質の高い転職をしたい方は利用するべきでしょう。

しかし、間違った利用の仕方やエージェントの選定を間違えると、むしろ転職活動に支障が出てしまいます。

このページでは、元キャリアアドバイザーである筆者が「転職エージェントとはどんなサービスか?」「利用のメリットやデメリット」などについて解説します。

転職エージェントを利用すべきか悩んでいるなら、ぜひこのページを最後まで読んでいただきたいです。

そうすれば、転職エージェントとはどのようなサービスなのか理解でき、転職成功の第一歩を踏み出すことができるでしょう。

転職エージェントは無料で転職活動のサポートをしてくれる

ところで、転職エージェントは何をしてくれるの?

田中くん

簡単に言うと、完全無料で転職活動のサポートを引き受けてくれるサービスのことです。

具体的には以下のようなサービスがあります。

  • 求人紹介
  • キャリア・仕事内容の相談
  • 履歴書など各種書類の添削
  • 面接指導
  • 面接・採用試験などの日程交渉代行
  • 給与交渉
転職活動で面倒なことを引き受けてくれるんだね!

でも、どうしてこんなサービスが無料で利用できるのかな?

田中くん

それでは、転職エージェントのビジネスモデルについて見てみましょう。

転職エージェントの仕組み

なるほど、企業側から転職エージェントは仲介料を受け取っているんだね。

田中くん

求職者の入社決定後、求人企業からエージェント側に年収の約30%前後が謝礼として支払われますが、入社後半年~1年ほど働かないと入金されません。

そのため、エージェント側は求職者をすぐに辞めてしまうような企業には紹介できないのです。

一方、個人で転職活動を進める場合、面倒な手続きをすべて自分でこなさなければなりませんので、転職する場合は可能な限り転職エージェントを利用するのが良いでしょう。

転職エージェントを使うメリット・デメリット

転職エージェントのメリット・デメリット

一見、メリットばかりのように思えますが、もちろんデメリットもあります。

転職エージェントは無料で利用可能ですし、求職者にとってはメリットが多いサービスです。

しかし、デメリットも理解していないと転職の失敗につながってしまいます。

ここからは転職エージェントを利用するメリット・デメリットについて見ていきましょう。

転職エージェントを使う3つのデメリット

  • 年齢や市場価値によってサービスが受けられない場合も
  • 悪質なエージェントに当たる可能性
  • 転職活動に時間がかかる場合がある
悪質なエージェントって?

田中くん

希望条件とマッチしていないのに入社させようとしてくるエージェントですね。

大手の転職エージェントなどは安心ですが、一方で悪質な転職エージェントが存在するのも確かです。

こういったエージェントは、明らかに求職者と求人企業がマッチしていないのにゴリ押しで入社させようとしたり、ブラック企業の案件を紹介してくる場合もあります。

転職エージェントを使う5つのメリット

  • 無料で転職活動の全面サポートを受けられる
  • 独自の非公開求人がある
  • 面接日程の調整や給与交渉を自分の代わりにしてくれる
  • 面接・書類添削などのサポート
  • 退職トラブルの解消をしてくれる
どう考えてもこのサービスが無料なら使うよね・・・

田中くん

面接外でもあなたの魅力をアピールしてくれる担当者もいます。

過去の事例で、面接を失敗してしまったけど、エージェントの担当者が個別に魅力を先方に伝えてくれて合格になったというケースもありました。

転職エージェントと転職サイトの違い

転職エージェントと転職サイトとはどう違うの?

田中くん

以下に転職エージェントと転職サイトとの違いを簡単にまとめてみました
 転職エージェント転職サイト
求人数厳選されている。エージェント独自の非公開求人もあり。常時10万件程の大量の案件がある。選択肢は多いが、その分判断力が必要。
スピードエージェントと打合せしながら進むため、スピード感はない。本人次第。自分のペースで進められる。
成功率企業ごとの対策が可能なので成功率は高い。転職サイト経由で来る人は多いので、書類選考で落ちる可能性あり。
情報希望企業の内部情報を含め、細部まで分かる転職サイト上に出ている情報のみ。
交渉面接の日程、給与交渉など、すべて調整してくれる。すべて自分で連絡・日程調整を行わなければならない。
アドバイスキャリア全体のアドバイスや、自分の市場価値について知ることが出来る。アドバイスは受けられない。
試験対策企業ごとの面接対策や、書類の添削をおこなってくれる。サポートは受けられない。

上記の表を見ていただくとわかる通り、転職活動の質で言えば圧倒的に転職エージェントの方が優れています。

年齢や市場価値でサポートを受けられない、性格的に合わないなど、どうしてもエージェントが利用できない場合に転職サイトを活用するのが良いでしょう。

転職エージェントと転職サイトの違いの詳細については以下の記事をご参考ください。
転職エージェントと転職サイトの違いとは?転職エージェントと転職サイトの違いとは?初めての転職でも失敗しないために!

転職エージェントの選び方・注意するべきポイント

転職エージェントの選び方

転職サイトと比べると、転職エージェントを利用したほうが良さそうだね。でも、どのエージェントが良いのかな?

田中くん

それでは、具体的に転職エージェントの選び方を見てみましょう。

転職エージェントは使いこなせれば非常に便利な存在です。

しかし、どの転職エージェントでも良いという訳ではありません。

誤った転職エージェントを選んでしまうと、あなたのキャリアが台無しになってしまう可能性だってあるのです。

ここからは、各転職エージェントの比較をしながら、優良転職エージェントの選び方について解説していきます。

特化型と総合型転職エージェントの違いについて知ろう

転職エージェントには大きく分けて『特化型転職エージェント』『総合型転職エージェント』の2種類があります。

  1. 特化型・・・業界・職種ごとの転職支援に特化した転職エージェント(マイナビクリエイター, ギークリーなど)
  2. 総合型・・・複数の業界を網羅した転職エージェント(リクルートエージェント, dodaなど)

それぞれのメリットやデメリットを見ていきましょう。
総合型のメリット・デメリット
  • 案件数が非常に多い
  • 他の業界に挑戦できる
  • エージェント経験が長い担当者が多い
  • 専門型に比べて業界知識に乏しい
特化型のメリット・デメリット
  • 業界特有の試験や面接の対策が可能
  • 業界出身の担当者が多く、知識が豊富
  • 案件数が少ない。ゴリ押しされる可能性も。
  • 特化型とはいえ、総合型の方が案件が多い場合がほとんど。

総合型にも特化型の案件も含まれていたりするので、基本的に以下の業種以外は総合型転職エージェントを使用するのが良いでしょう。
  • テレビ・マスコミ(労働形態が複雑、業界知識必須)
  • エグゼクティブ・ハイクラス(ヘッドハンティングなどの場合)
  • アパレル・ファッション(店舗見学などが可能なため。面接など特殊)
  • 外資系企業(試験や面接が特殊な傾向あり。特にコンサル系は注意)

総合型転職エージェントの選び方

総合型転職エージェントのオススメってある?

田中くん

それぞれのサービスを比較してみましょう。

日本には、現在18,000以上の転職エージェントがあると言われています。

そのすべてに言及すると私の心が折れてしまうので、ここでは一般的に利用者が多い大手の転職エージェントで、評価が高いものを厳選してご紹介いたします。

また、総合型転職エージェントを利用する場合、担当者との相性が非常に大事です。相性が悪いと、転職活動に支障が出てしまいますからね。

そのため、まずは少なくとも3社は登録しておき、面談に行った後にどの転職エージェントを利用するか判断するのが良いでしょう。

 各エージェントの特徴
リクルートエージェント国内最大手。圧倒的な求人数だが、担当者の質にムラがある。他社との併用推薦。
マイナビエージェント非常に丁寧な対応が魅力。はじめての転職や20~30代の若い方にオススメ。
dodaサポートが充実。どの層にもオススメできるバランスの良さ。
パソナキャリア好条件の独占求人あり。首都圏の転職・女性の転職に強い。
ワークポート元々はIT特化型のため、ITに強い。転職決定人数が非常に多い。
type転職エージェント1人1人の対応が丁寧と評判。穴場的転職エージェント
JACリクルートメントハイクラスならここがNo.1。中高年の転職に強い。
ハタラクティブ20代に特化。フリーターや未経験、既卒から正社員を目指せる。
どれも特徴があって悩んでしまうな・・・

田中くん

どのエージェントを利用すればいいか分からない方は、『リクルートエージェント』と『doda』は共に国内最大手で、案件数もダントツなためどちらかに登録しておくと良いですね。

2つ目以降は自分の状況にあった転職エージェントを選ぶようにしましょう。

特化型転職エージェントの選び方

続いて特化型の選び方だが、こちらは志望業界ごとに選べばいいだけです。
その中でもオススメを教えてほしい!

田中くん

もう志望業界が定まっていて、業界出身のキャリアアドバイザーじゃなきゃ不安という方は特化型を利用するのがいいでしょう。

どちらかに絞らなければいけないという訳ではないので、総合型と特化型の併用も全然アリですからね。

下記では各業界毎のオススメ転職エージェントを紹介します。

業界・職種転職エージェント特徴
IT・Webレバテックキャリアエンジニア・クリエイターにオススメ。20代~30代向け。
ゲームマイナビクリエイターゲーム業界大手多数。ポートフォリオ作成指導あり。
アパレルクリーデンスアパレルでは保有件数ダントツ。サポートも丁寧。
マスコミマスメディアン宣伝会議グループ運営。数少ないマスコミ系転職エージェント。
薬剤師薬キャリ求人の幅が広い。若手~ベテランまで。
看護師看護のお仕事看護師転職で国内最大級。

厳密には特化型ではないのですが、『JACリクルートメント』はハイクラス求人に強いため、海外や外資に転職するなら非常にオススメです。

また、ヘッドハンティングというシステムを設けている『ビズリーチ』も外資系企業への転職へは強いです。

どちらもハイキャリア向けですので、キャリアに自信のある方はぜひ活用してみてくださいね。

特化型転職エージェントの詳細に関しては『詳しい解説で安心!業界に特化した転職エージェントの使いこなし方』で解説していますので、合わせてご覧ください。

転職エージェントを使う場合の注意

転職エージェントを使う前に、前提として知っておかなければならないことがあります。

それは、転職エージェント側も「ビジネス」でやっているということです。

注意
悪質な担当者は、自分のノルマのことしか頭にない場合もあるので、担当者の質は冷静に判断するようにしましょう。

だからこそ複数のサービスで比較するのが大切ですね

この担当者はどうなのかを客観的に見るためにも、他社と比較することが大事です。必ず3社程度は登録しておくようにしましょう。

転職エージェント利用の流れ

  • STEP.1
    転職エージェントに登録する
    最近では企業名を謳った悪質なサイトやメールが増えています。個人情報保護のためにも、公式サイト以外からの登録は絶対に止めましょう。
  • STEP.2
    転職エージェントからの連絡を待つ

    電話連絡

    通常は数日以内に電話かメールで連絡が来ますが、1週間待っても来ない場合は催促した方がいいですね。

    電話連絡の際に聞かれる内容は転職エージェントによって異なりますが、基本的には希望条件や希望業界などです。

  • STEP.3
    キャリアカウンセリング

    キャリアカウンセリングは転職エージェントのオフィスに訪問する場合がほとんどです。遠方の場合は相談次第で近くに来てくれることもあるでしょう。

    また、どうしても都合が合わなければ電話での対応も可能です。

    初回面談時のテーマはエージェントによって異なりますが、どのエージェントでも共通するのは以下のような内容です。

    • 今までのキャリア・仕事に関して
    • 転職したい理由・目的
    • どんな仕事を希望するのか
    • 転職活動のペース・方向性
    • 注意事項・転職エージェントの使い方

    初回面談の対応で、今後このエージェントを利用していくのかどうかしっかりと見極めましょう。

  • STEP.4
    求人紹介を受ける

    案件を厳選して紹介してくれる

    転職エージェントが希望条件にマッチした求人を厳選して紹介してくれます。

    求人紹介数はスキルや年齢によって大きく変わるため一概には言えませんが、一般的には5~30件ほどでしょう。

    あまりにも希望とかけ離れている場合は、担当者とのコミュニケーションが不足している場合があります。

  • STEP.5
    応募書類の作成・添削を受ける

    書類の添削

    志望企業が決定したら、次は履歴書や職務経歴書といった各種書類の作成に移ります。

    面接が得意という人ほど手を抜きがちな書類作成ですが、書類選考で落ちてしまっては意味はありません。

    担当者に何度も添削してもらい、最高の状態で提出できるように仕上げましょう。

  • STEP.6
    推薦状を添えて応募する

    応募の際に担当者は推薦状を送付してくれます。

    推薦状
    推薦状とは、担当者があなたの魅力を応募先企業に伝えるための文書のこと

    応募の際には推薦状を添えて提出する形になります。推薦状に関しては担当者にお任せで大丈夫です。

    ひとりで転職活動をしていると絶対に受けられない恩恵の一つですね。

  • STEP.7
    面接対策・指導をしてもらう

    面接対策をしてもらう

    面接の日取りが確定したら、本番に備えて面接の対策をしていきます。

    各企業とのつながりが深い担当者であれば、企業ごとの傾向や対策を教えてくれるでしょう。

    模擬面接をしてくれる転職エージェントがほとんどなので、実際に練習したいと思う人はぜひ活用してくださいね。

  • STEP.8
    企業で採用試験を受ける
    いよいよ採用試験になります。

    担当者は企業から面接でのフィードバックを受け取っているため、もし失敗したとしてもダメだった点を次の面接までに修正できれば良いでしょう。

    一つ覚えていて頂きたいのが、転職の面接は受け身では合格しないということ。あなたの魅力や伝えたいことを積極的にアピールしましょう。

  • STEP.9
    内定・退職手続き

    内定

    内定後も転職エージェントはしっかりとサポートしてくれます。

    また、退職トラブルにも対応してくれますので、退職時に不安なことがあれば気軽に担当者に相談してみましょう。

まとめ

この記事のまとめ

  • 転職エージェントとは無料で転職活動のサポートをしてくれるサービス
  • 転職エージェントの利用で転職活動の負担を減らすことができる
  • 担当者との相性もあるので、必ず複数社を比較することが大切
  • プロによるアドバイスを受けられるため、転職成功につながりやすい

転職活動は人生において大きなイベントです。

転職エージェントの利用を迷っているならば、完全無料なのでぜひ一度気軽に試してみるのが良いでしょう。

繰り返しになりますが、最近では企業名を謳った悪質なサイトやメールが増えているため、公式サイト以外からの登録は絶対に止めましょう。

下記が各エージェントの公式ページになります。
エージェント名公式サイト
リクルートエージェントhttps://www.r-agent.com/
マイナビエージェントhttps://mynavi-agent.jp
dodahttps://doda.jp/
パソナキャリアhttp://www.pasonacareer.jp/
ワークポートhttps://www.workport.co.jp/
type転職エージェントhttps://shoukai.type.jp/
JACリクルートメントhttp://www.jac-recruitment.jp/
ハタラクティブhttps://hataractive.jp/
納得のいく転職活動にしよう!

田中くん

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