【資格情報】応用情報技術者試験とは?

応用情報技術者試験とは?

応用情報技術者試験(AP)は「ITエンジニアとして応用的な知識・技能を有すること」を証明する資格です。

経済産業省が主催する国家資格「情報処理技術者試験」の区分の1つです。

IT業界への入門資格である基本情報技術者試験の上位試験に位置づけられています。

情報処理技術者試験の区分

情報処理技術者試験には、以下の区分があります。

  1. ITパスポート試験(IP)
  2. 情報セキュリティマネジメント試験(SG)
  3. 基本情報技術者試験(FE) 
  4. 応用情報技術者試験(AP)
  5. ITストラテジスト試験(ST)
  6. システムアーキテクト試験(SA)
  7. プロジェクトマネージャ試験(PM)
  8. ネットワークスペシャリスト試験(NW)
  9. データベーススペシャリスト試験(DB)
  10. エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)
  11. 情報セキュリティスペシャリスト試験(SC)
  12. ITサービスマネージャ試験(SM)
  13. システム監査技術者試験(AU)

No.5~13はより専門性に特化した高度な試験になっています。

エンジニアへの転職時に持っておくと便利な資格は、「基本情報技術者」「応用情報技術者」の2つでしょう。

基本情報技術者試験と応用情報技術者試験の違い

エンジニアの登竜門でもある「基本情報技術者試験」これをレベルアップしたものが「応用情報技術者試験」です。

合格率は20%程と、基本情報技術者試験と大差はないのですが、難易度は格段に上がっています。それなりに勉強しても合格に辿り着くのは難しいでしょう。

合格率がそれ程変わらないのは、受験者の半分以上が基本情報技術者試験の合格者の為だと考えられます。さらにはSEやプログラマー等の実務経験者が受験する傾向もあります。

その為、まったくの初心者がいきなり応用情報を受けるというのは非現実的かもしれません。

基本情報技術者試験と同様に午前が小問形式、午後が大問形式です。

応用情報技術者試験取得のメリット

応用情報技術者試験を取得する最大のメリットは、情報処理技術者試験のより高度な試験(ネットワークスペシャリストやITストラテジスト等)を受験する際に午前Ⅰ試験を申請により免除することが可能な点です。合格した年度を含む2年以内なら有効なので、より上位資格を取得する際はとても便利です。

他にも、経営コンサルタントの資格である中小企業診断士や弁理士の科目免除を受けることも可能ですし、多くのIT関連企業で応用情報技術者試験に対する資格手当や報奨金があります。

応用情報技術者試験を持っているだけで、進学や転職にも非常に有利なので学生の方や既にエンジニアの方にもオススメな資格です。

午前試験

全部で80問出題されます。各分野からほぼ決まった問題数が出題される傾向にあります。

多肢選択式で、テクノロジ系が50問、マネジメント系が10問、ストラテジ系が20問と、基本情報技術者試験同様にテクノロジ系が問題の6割を占めます。

計算に時間がかかる問題もありますが、知っているだけで瞬時に答えられる用語問題も多いです。その為、要領よく解いていくのが重要でしょう。

配点・合格基準

配点は1問1.25点で、60点を超えることで午前試験に合格することが出来ます。

午後試験

長文形式の大問が11問出題され、その中から5問に解答します。

基本情報技術者試験とは解答方法が異なり、記述式なので格段に難易度が上がっています。

 分野問1 問2〜11 
経営戦略
情報戦略
戦略立案・コンサルティング技法
システムアーキテクチャ
ネットワーク
データベース
組み込みシステム開発
情報システム開発
プログラミング(アルゴリズム)
情報セキュリティ
プロジェクトマネジメント
サービスマネジメント
システム監査
出題数
回答数

◎: 必須解答問題 ◯: 選択解答問題

問1の「情報セキュリティ」が必須解答問題。問2~13のから4問を選択し解答します。

配点・合格基準

午後試験は、問番号によって配点が異なります。小設問ごとの配点は公表されていません。

午前試験同様、60点を超えることで合格となります。

問番号解答数配点割合
20点
2〜114各20点

受験資格

受験資格は学歴・年齢等に制限はありません。

短期独学で十分に合格可能な基本情報技術者試験と違い、難易度が高いためまずは基本情報技術者試験から受験するのがいいでしょう。

受験料

5,700円(税込)

2016年春季試験から受験料が改定され、600円の値上げになりました。しかし、他のIT分野試験に比べると非常に安い受験料です。

受験日と試験時間

試験時間は午前試験・午後試験ともに150分です。

試験は年2回開催され、例年4月の第3日曜日と10月の第3日曜日に試験が行われます。

申し込み方法

申込期間は、受験日の3ヶ月前から始まり、1ヶ月間の申し込み期間です。

IPA(情報処理推進機構)のホームページからインターネット経由の申し込みが可能です。

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