知ってそうで知らない。アーティストとデザイナーの違い

みなさんはアーティストとデザイナーの違いを説明できますか?

アーティストとデザイナー。どちらもクリエイターという括りは同じです。

しかし、この2つの違いを理解していないと、転職後に違和感を感じてしまうこともあるでしょう。

今回はアーティストとデザイナーの違いについて書いていきたいと思います。

アーティストとデザイナーは似ているが全く違う

アーティストとは?

アーティストとは、芸術家の事を指します。例えば、文筆家・美術家・音楽家などがあります。

自分の表現したい物を表現して、お金を稼ぎます。

芸術家の意識の中では、お金を稼ぐことは二の次で、いかに自分の作品で人々や社会に影響を及ぼせるかを考える傾向にあります。

デザイナーとは?

デザイナーは基本的にクライアントありきで、課題解決を行う職業です。

その課題解決手法が、グラフィックデザインやプロダクトデザイン、パッケージデザインなどです。

デザイナーの場合、必ずしも自分が作りたいものが作れるわけではありません。アートディレクター等になれば、ある程度自由度は高いですが。

基本的にはクライアントの求める形で納品しなければいけないので、自分のスタイルではない作品を求められる場合もあるでしょう。

優秀なデザイナーと言われる人は、自分の得意なスタイルを持ちつつ、柔軟に幅広いジャンルのデザインが出来る人です。

なので、絶対に自分のスタイルを崩したくない。という人はデザイナーには向いていないでしょう。逆に、課題解決が好きだという人はデザイナーに向いています。

アーティストとデザイナーの違い

簡単にまとめると、自分の表現したいことを表現するのがアーティスト。課題解決をしていくのがデザイナーです。

デザイン系のスクールに入ってくる人で、よくアーティスト思考の人がいます。

そういう人は自分のこだわりを捨てきれずに、デザイン業務とのギャップを感じて辞めてしまう傾向があります。スクールに入る前に一度、自分がどちらを目指しているか考えたほうがいいですね。

自分がアーティスト思考かデザイナー思考か考えてみよう。

自分がアーティスト思考かデザイナー思考か考える際のポイントは、自分の表現したいことがあるかどうかです。

クリエイターなら誰しも表現したいことがあるのでは?と思いますが、実際、デザイナーでも特に表現したいものはない。という人もいます。

アーティスト思考の場合とデザイナー思考の場合で、どのようなキャリアを送ればいいか具体的に見ていきましょう。

アーティスト思考の場合

1.芸術家になる

自分が表現したいものに四六時中取り組むことが出来るメリットがあります。

その分リスクも大きく、自分の作品が世間に認められるのには、大きな努力と運が必要とされます。

経済的にも苦しくなりやすいでしょう。しかし、世間に認められ有名になれば大きな利益を追求することも可能です。

2.デザイナーとして働きつつも、自分の作品を作り続ける

普段はデザイナーとして働きつつ、業務時間外で自主制作に取り組む時間を捻出していくスタイルです。

デザイナー業は勤務時間が長くなってしまう可能性もありますので、上手くタイムマネジメントができないと難しいでしょう。

自主制作に取り組むあまり睡眠不足や生活の乱れなどで、デザイナー業にも影響を及ぼしてしまうリスクもあります。自己管理が大切ですね。

メリットとしては、デザイナー業での経験が自分の表現の幅を広げるということです。自主制作にも良い影響が出るかもしれません。

デザイナー思考の場合

1.デザイナーを極める

デザインで課題解決をするプロフェッショナルとして、確固たる地位を築きましょう。

そうすることでどんどん知名度も大きくなり、将来的に独立や起業も出来る可能性があります。

しかし、自分が作りたいものが出てきてしまったりすると、息苦しさを感じるかもしれません。

2.デザイン事務所を立ち上げる

アートディレクターになったり、デザイン事務所を持っていたりするとある程度自由度が効くので自分のスタイルで表現しやすいでしょう。

しかし、クライアントありきなのは変わらないので、クライアントの課題解決が最優先です。

著名なアートディレクターの方は個展を開いたりもしているので、そういった所で自分の表現したいものを出していってもいいですね。

まとめ

転職時などに、自分が将来どうしたいかというビジョンを描いておくのは非常に大切です。

デザイナーかアーティストか。どちらかだけでも決めておくと自分が迷わずにキャリアを積むことができるでしょう。

転職先とのミスマッチを防ぐこともできますので、まずは将来設計をしてみてくださいね。

⇒クリエイティブ業界への転職マニュアル