ブラック企業ばかり紹介する転職エージェントの特徴【対処法あり】

ブラック企業

田中くん
転職エージェントを利用したいけど、ブラック企業ばかり紹介されたら嫌だな・・・。もしブラックを紹介されたらどうすればいいの?

このページでは、こんな疑問に答えていきます。

ねこくん

#この記事を書いた人

みんなの転職アドバイザー

ねこくん

経歴

新卒でブラック企業に入社し、1年で退職。その後人材系企業にて転職支援に携わる。フリーランスとして数年活動し、現在は経営者。
さまざまな人の転職・キャリア構築をサポートしています。転職や仕事に関する相談はLINEやTwitterからお気軽にどうぞ!
@biblecareer LINE

ブラック企業を紹介しがちな転職エージェント3つの特徴

ブラック企業に当たる確率は転職エージェントよりも転職サイトの方が高いです。

しかし、転職エージェントの中でも悪質な転職エージェントがあるので注意が必要です。

選び方を間違えないためにも、事前にブラック企業ばかりを紹介するエージェントの特徴を知っておきましょう。

田中くん
ブラック企業ばっかり紹介してくる転職エージェントにはどんな特徴がある?
ねこくん
ブラック企業を紹介しがちな転職エージェントには、以下のような特徴があります。

1.中小の転職エージェント

ねこくん
理解しやすくするために、まずは簡単に転職エージェントの仕組みを紹介しますね!
転職エージェントの仕組み
企業は採用が決定した場合に、エージェントに紹介手数料を支払います。支払う仲介手数料は、転職者の年収の30~35%ほどが相場です。
年収500万で転職が決定した場合の例
年収500万 × 35% = 紹介手数料 175万円

この仕組みを見ると、年収を高く転職させた方がエージェントの儲けは多くなります。(年収800万の場合だと280万円の手数料をもらえる)

田中くん
なるほど!じゃあ利益を上げるためには高年収の人をガンガン転職させればいいんだね!
ねこくん
確かにその意識はありますね。とはいえ、転職者が長く勤務してくれないと、紹介手数料を返さなければいけません。
返還金規定
多くの人材紹介サービスでは、早期退職が発生した際に紹介手数料の一部が返金される「返還金規定」を設けています。返還額は採用決定者が在籍していた期間によって変わります。(例えば、1ヶ月以内に離職した場合は80~100%返還など)

そのため、もし仮にブラック企業に人材を送り込んでも、すぐに辞めてしまった場合は報酬がゼロになるリスクがあります。

田中くん
なるほど。せっかくもらった手数料を返さないといけないリスクがあるのに、どうして悪質な転職エージェントはブラック企業を紹介してくるの?
ねこくん
それだけ資金に余裕が無く、とにかく人を送り込みたいからですね。

1人の人材を紹介しても入社してから半年〜1年経たないとお金が入ってこないため、転職エージェント(人材紹介業)というのはある程度資金に余裕が無いと運営できないビジネスモデルです。

悩む
そのため、資金に余裕が無い中小の転職エージェントはとにかく人を送り込んで、資金が入ってくるサイクルを作ろうと必死になる傾向があります。

2.キャリアカウンセリングがない

田中くん
転職エージェントを利用し始めたけど、キャリアカウンセリングがないんだよね・・・これって大丈夫?
ねこくん
それは普通に考えてありえません。直ちに利用を中止するべきです!

キャリアカウンセリングがないというのは、エージェント側が求職者の希望条件を考慮していないのと同じです。

全てエージェント側の売上アップのため、手当たり次第に内定が取れそうな案件を紹介しているので、こういったエージェントは早めに利用するのを辞めたほうが良いでしょう。

3.キャリアアドバイザーの紹介ノルマが厳しい

田中くん
紹介ノルマってなに?
ねこくん
担当者1人1人に課せられるノルマ(売上目標のようなもの)ですね。
転職エージェントの仕組み
前述しましたが、転職エージェントは企業にマッチした人材を紹介することで利益を得るビジネスモデルです。
そのため、担当者に厳しいノルマが課せられている転職エージェントもあります。
ねこくん
ちなみに、ノルマには2つのパターンがありますよ!

転職エージェントのノルマ

紹介手数料のノルマ
転職成功をさせた人数に関わらず、紹介料(売上)をノルマにしています。高年収で転職させた方が紹介料が多くもらえるので、担当者は高年収狙いの人を手厚くサポートするようになります。
決定人数のノルマ
紹介料を考慮せず、転職決定人数をノルマにしています。売上を重視しないため給与交渉に力を入れず、とにかく当て込めそうな企業にどんどん紹介していく傾向があります。
ねこくん
注意すべきなのが2つめの「決定人数のノルマ」です。

このノルマが厳しいエージェントの場合だと、求職者の希望条件を無視して、とにかく内定が取れそうな企業を受けさせようと誘導してくる場合があります。

紹介ノルマが厳しい企業は運営会社自体がブラック企業の傾向があるので、転職エージェント運営会社の評判を『openwork』などで調べておきましょう。

ホワイト企業を紹介してくれる転職エージェント4つの特徴

キャリアアドバイザー

田中くん
悪い転職エージェントを見分ける方法はわかったけど、良いエージェントにはどんな特徴があるのかな?
ねこくん
ここからは優良転職エージェントの特徴について見ていきましょう。以下のような特徴が挙げられます。

1.優良エージェントはノルマがゆるい

田中くん
ノルマがゆるい転職エージェントなんてあるの?
ねこくん
ノルマが設定されている転職エージェントは多いですが、目標設定値は企業によって違いますね。

ノルマがゆるい転職エージェントは大手に多い傾向があります。(逆にベンチャーは厳しい傾向)

そこまで売上を追求しなくても経営が成り立つ基盤があるので、担当者も安心して業務に携わることができます。

ねこくん
ノルマがゆるいことで担当者にも余裕が生まれ、求職者一人ひとりを徹底的にサポートすることができますからね。

2.キャリアカウンセリング・アフターフォローの充実

対面面談

優良な転職エージェントは、求職者が希望を伝えやすいようにマンツーマンの個別カウンセリングを設けていることがほとんどです。

担当者と綿密なコミュニケーションを取れる環境があることでミスマッチを防ぎ、求職者はブラック企業を回避することが可能です。

ねこくん
電話だけで済ませるエージェントもあるので、直接面談できると安心ですよね。

また、退職トラブルや入社トラブルなどのアフターフォローをしてくれるエージェントも優良だと言えます。

3.キャリアアドバイザーの人数が多い

田中くん
人数が多いと教育が行き届いてなくて逆に質が悪そうだけど、違うの?
ねこくん
一概にそうは言えません。大手は人数が多くても担当者ごとに切磋琢磨している所も多いです。

みなさんに気をつけて頂きたいのは、少数精鋭というキャッチコピーでアピールしている無名転職エージェントです。

実際は、優秀なキャリアアドバイザーが集まらないだけという可能性もあります。

歩くビジネスマン

一方、大手なのにキャリアアドバイザーの人数が少ない転職エージェントは本当の意味で「少数精鋭」と言えるでしょう。

人数が多い転職エージェントだと、競争意識もあるので個人の質が高いことが多いです。

相性がある
とはいえ、人それぞれ相性があるので、大手のエージェントは事務的な対応だった・・・という感想を抱く人もいます。結局のところ、社風などからエージェントの人柄を判断するのには限界があるので、実際に会ってみて比較するのが効率がいいですね。

4.業界特化型の転職エージェント

田中くん
特化型の転職エージェントって?
ねこくん
IT・ゲーム業界など特定の業界や職種に特化した転職エージェントのことです。
特化型の転職エージェントは、総合型に比べて業界とのつながりが密接で、情報量がとても多いのが特徴です!

特化型の転職エージェントには各業界出身のキャリアアドバイザーが多いのが特徴的で、業界特有のブラック企業の辛さを理解してくれるエージェントも多いです。

特化型のエージェントは実際の勤務現場に訪問しているケースが多いため、企業ごとのかなり詳しい情報まで得ることが可能です。

ねこくん
実際に現場を見ているので、「この会社は辞めたほうがいい」などのアドバイスを貰えることも多いです。ただ、すべては信用せずに自分で調べることも大切ですよ!

各業界ごとの人気エージェントに関しては『【業界・職種別】人気の転職エージェントまとめ』で紹介しています。

業界・職種ごとに人気の転職エージェント_サムネイル【業界・職種別】人気の転職エージェントまとめ

転職エージェントがブラックばかり紹介してくる際の対処法

田中くん
実際に転職エージェントの利用を始めて、ブラックばかり紹介されたらどうすればいい?
ねこくん
ここからは具体的な対処法を解説していきますね!対処方法は以下の3つです!

それぞれ詳しく解説していきます。

希望条件のすり合わせをする

まず、ブラック企業ばかり紹介される原因として、「希望条件が担当者にうまく伝わっていない」というケースがあります。

求人紹介を断る

その場合は、ハッキリと「この条件の求人は求めていない」と担当者に言い、どんな希望条件なのか改めて伝えましょう。

ねこくん
とはいえ、担当者によってはまったく改善されないケースも多々あるんですよね・・・

担当者を変える

担当者を変える
希望条件に沿った案件が紹介されないという場合は、担当者を変えるという手段もあります。
田中くん
そんなことができるんだ?
ねこくん
ワークポート』などは担当者を変更できる仕組みがありますよ!

しかし、担当者を変更して状況が好転したというケースはあまり耳にしません。

そのエージェント自体にあなたにマッチした求人が無い可能性もありますので、その場合は転職エージェント自体を変更するのがおすすめです。

転職エージェントを変える

一番手っ取り早いのが転職エージェント自体を変えるという方法です。(※転職エージェントの利用を辞める方法の詳細は「転職エージェントの断り方・辞める方法」で解説しています。)

田中くん
途中で辞めるのってなんだか申し訳なくない?
ねこくん
大事な転職活動なので、自分の転職成功を最優先に考えるべきです!

転職エージェントの利用は「自分にあった求人がない」「担当者との相性が悪い」といった可能性があるため、あらかじめ複数のエージェントを併用しておくのがおすすめです。

転職エージェントを最大限に活用する方法

ねこくん
最後に、転職エージェントを最大限に活用する方法を解説します!

優良な転職エージェントを利用し始めても活用できなければ意味がないので事前にチェックしておきましょう。

1.複数のエージェントに登録していることを伝える

転職エージェントの併用は各社の非公開求人を比較できるため成功に不可欠です。

もし複数のエージェントを利用している場合、必ず事前に伝えるようにしましょう。

転職エージェントの仕組み
転職エージェントは企業へ人材を紹介し、半年~1年ほど勤務を継続した後に成功報酬として紹介料をもらうビジネスモデルです。

自社で利益を出すためにも、エージェント側からすると他社に移って欲しくはないというのが本音です。

ねこくん
事前に伝えておくと、他社で内定して欲しくない!という思いからサポートが手厚くなる可能性もありますからね。

また、事前に話しておくことで、他社で内定が出たときもスムーズに伝えられますし「他社ではこんな条件の求人があったけど?」など比較した質問も可能になります。

2.スキルや経験を嘘なく伝える

ねこくん
キャリアアドバイザーからすると、誤った情報を伝えられた場合、適切な転職先を紹介することが困難になってしまいます。
悩む
うつ病で休職した過去や、これまであまり目立った仕事をしていない・・・という場合でも正直に伝えましょう。

キャリアアドバイザーはあなたに「いい転職先を見つけてほしい」と考えていますので、状況に応じた対応が可能になります。

体験談
「このソフトは実務経験があります」という相談者。内定後、実は学生時代に少し触った程度だったということが発覚。即戦力を求めていた企業からは内定取り消しになるという事態がありました。
ねこくん
内定取り消しなどになると「あなた、企業、担当者」全員にとってマイナスしかないので、必ず経歴やスキルに嘘はつかないようにしましょう。

3.希望条件をしっかり伝える

ねこくん
自分の希望条件がハッキリしていないと、キャリアアドバイザーもどんな案件を紹介していいか困ってしまいます。

業界・職種の他に、ある程度の希望条件を明確にしておくことは大切です。

明確にしておくといいこと
  • 今後どういった仕事につきたいのか
  • 希望勤務地
  • 希望年収(希望と最低ライン:400万以上~など)
  • 年間休日や残業の有無

こういった条件を初回の面談や電話連絡で伝えておけば、キャリアカウンセリングがスムーズに進みます。

「希望条件や求める価値観がわからない」という人は一度自己分析をしてみましょう。エージェントによっては自己分析をサポートしてくれる場合もあります。

4.レスポンスは早めに。スケジュールを守る

担当者からの連絡

ねこくん
書類の提出などのスケジュールを守り、素早くメールの返信などをすることで自分と担当者にとって大きなメリットがありますよ!
メリット
  • 担当者に誠実に仕事ができる人という印象を与えられる
  • 担当者はあなたを約束事が守れる人として企業に推薦できる
  • スケジュールを守ることでお互いスムーズに進めることができる

キャリアアドバイザーは多くの転職希望者の対応をしているため、レスポンスが悪い人は後回しになりがちです。

スムーズに転職活動を進めるためにも連絡はこまめにしましょう。(少なくとも2週間に1度は連絡を取る)

5.担当者との相性が悪い場合はすぐに切り替える

ねこくん
人間同士のやりとりなので、どうしても担当者との相性が悪い場合があります。
良いアドバイザーと悪いアドバイザーの特徴は下記の通りです。
良いアドバイザー
  • 求人や転職の押し付けをしない
  • 希望条件に合った求人を紹介してくれる
  • キャリアプランを親身に考えてくれる
  • 志望業界・職種に関しての深い知識がある
  • あなたの良いところを企業に伝える力がある
  • 年収・面接日程などの交渉力がある
悪いアドバイザー
  • キャリアカウンセリングが浅い、ヒアリングをしない
  • 内定が出やすい求人ばかり提案する
  • 連絡が遅い
  • 調整力がなく、面接のブッキングが起こったりする
  • 業界や職種に関しての知識が薄い

良い・悪いアドバイザーには上記のような特徴がありますが、ほかにも性格の不一致などの可能性もあります。

信頼できない担当者の元で転職活動を進めるのは、失敗に繋がるだけでなく、大きな時間のロスになります。

担当者には情を移さずに、相性が悪いと感じたらすぐに担当者を変更するか、他のエージェントに切り替えましょう。

6.必ず主導権は自分が持つ

STOP

ねこくん
キャリアアドバイザーは転職のプロですが、言われるがままに転職を決めるというのはよくありません。

キャリアアドバイザーのアドバイスがすべて正しいというわけではありませんので、企業に応募する際などは必ず自分で決断するようにしましょう。

流されて転職をすると転職失敗につながりやすくなるだけではなく、「あのアドバイザーのせいで・・・」というように他人に責任転嫁することになります。

ねこくん
自分の人生なので自分で責任を負うというスタンスで転職活動をするのが転職エージェントを使い倒すコツです!

7.面接後にフィードバックの確認を依頼する

面接

面接終了後には必ず担当者に企業側からのフィードバックをもらうようにお願いしましょう。

具体的に確認するポイントは以下の2つです。

  • 企業側が評価したポイント
  • 企業側が懸念したポイント
ねこくん
簡単にいえば、面接で企業側がどこを評価して、どこが心配だったのかを知りましょうということですね!
田中くん
企業側からの意見が聞けると、次の面接への修正ができるね!

ひとりで転職活動をしていると、企業側からのフィードバックはもらえないので、エージェントを利用しているからこそのメリットです。

もし面接で落ちてしまったとしても、フィードバックをもらって修正することで次の面接での内定率をアップさせることができますよ!

注意
守秘義務を設けている企業の場合はフィードバックをもらえないことも。(金融や外資系に多め)
また、フィードバックをしない決まりのエージェントもあるので注意しましょう。

田中くん
あくまで転職するのは自分だから、責任をもって活動したいね!
ねこくん
転職エージェントはあくまでサポートをしてくれる存在なので、本人の気持ちが転職成功には1番大事な要素ですね。エージェントを活用するポイントをおさらいしましょう!

【まとめ】ブラック企業を避けるには大手の転職エージェントがおすすめ

この記事のまとめ
  • ブラック企業を避けるためには転職エージェントを活用する
  • 中小、少数精鋭、ノルマが厳しい転職エージェントはブラック企業を紹介しがち
  • ブラックばかり紹介される場合はエージェントを変えるのが手っ取り早い
ねこくん
最後に、ブラック企業を紹介しがちな転職エージェントの特徴をおさらいします!

知名度の低いエージェントを使うよりも、大手を利用するほうが失敗する可能性が低いです。

そのため、どのエージェントを使うべきか分からないという場合は、以下の大手のエージェントがおすすめです。

代表的な総合型エージェント
  1. リクルートエージェント|保有案件数No.1
    https://www.r-agent.com/
  2. パソナキャリア|対応が親身で丁寧。女性の転職に強い
    https://www.pasonacareer.jp/
  3. マイナビエージェント|初心者向けサポートが充実。20代に強い
    https://mynavi-agent.jp/
  4. doda|求人数と担当者の質のバランスが良い
    https://doda.jp/
ねこくん
あなたの転職が成功することを祈っています!
もしなにか不安なことや質問がございましたら、 LINE @biblecareerから気軽にご質問くださいね。