ブラック企業を紹介しがちな転職エージェントの見分け方と対処法

ブラック企業を紹介しがちな転職エージェント_サムネイル

「転職エージェントを利用したいけど、ブラック企業を紹介されないか不安」と思っていませんか?

転職エージェントの利用を考えている人でこんな悩みを抱えている方は多いでしょう。

転職成功を目指して利用を始めたのに、結局ブラックに入社してしまったら元も子もありません。

しかし、優良転職エージェントの見分け方を抑えておけば、悪質な転職エージェントを利用する前に発見する事が可能です。

このページでは、元キャリアアドバイザーの筆者が、ブラック企業を紹介しがちな転職エージェントの見分け方を解説します。

転職サイトでホワイト企業を見つけることは難しい

ホワイト企業ってどういう風に見つければいいの?

田中くん

1つ言えるのは、転職サイトは使わない方が良いということです。
※ 転職サイトと転職エージェントの違いは『転職エージェントとは?1から100までわかる使いこなし方』で解説しています。

一般的な転職サイトは、かなりの求人情報が載っていますし、登録すればメールで多くの情報が届きますよね。

しかし、メールで紹介される企業は自動的に選ばれているだけなので、あなたの希望条件にマッチしない可能性が高いです。

また、転職サイトのPR情報は自社の良い所しか載せていないことが多々あります。

ブラック企業の見分け方に関しての詳細は『転職でのブラック企業の見分け方をキャリアアドバイザーが徹底解説』という記事で解説しているのでぜひご覧ください。

ブラック企業の見分け方転職でのブラック企業の見分け方をキャリアアドバイザーが徹底解説

なぜ転職サイトにはブラック企業が多いのか?

どうして、転職サイトにはブラック企業が多いの?

田中くん

ブラック企業にとって、転職サイトは都合の良いシステムだと言えます。

ブラック企業に多い考え方が「従業員の使い捨て」で、誰でもできるような単純作業を低賃金で長時間やらせたりなどは当たり前。

この使い捨て思考があるのがブラック企業の特徴です。

転職サイトに求人掲載しておけば使い捨て要員の頭数を揃えることができますし、実際どのような人材でもいいと考えています。

ホワイト企業の場合は、転職サイトに長期間掲載し、大量の低クオリティ求人に対応するという採用コストをかけたりはしません。

転職エージェントに非公開求人として載せたほうが、質の高い人材が来ることを知っているのです。

ブラック企業を紹介しがちな転職エージェント3つの特徴

じゃあ、転職エージェントを利用すればホワイト企業が見つけられるってこと?

田中くん

転職サイトを利用するよりも可能性は高いです。しかしエージェントの選び方にも気をつける必要があるので注意しましょう。

ブラック企業に当たる確率を考えると、転職サイト>転職エージェントなのは間違いありません。

しかし、転職エージェントの中でも悪質な転職エージェントがあるので注意が必要です。

ここからは、ブラック企業を紹介しがちな転職エージェントの特徴を解説していきます。

ブラック企業を紹介しがちな転職エージェントには、以下のような特徴があります。

1.中小の転職エージェント

企業が転職エージェントに支払う仲介手数料は、求職者の年収に比例します。

以下は、転職エージェントのビジネスモデルを簡単に図に表したものになります。

転職エージェントの仕組み

上記の図を見ると転職エージェントとしては「年収が高く、求職者を採用してくれそうな企業」に人材を紹介することを使命としていることが分かりますよね。

しかし、求職者が入社後、半年~1年間継続で勤務しないと転職エージェント側に報酬は支払われません。

そのため、もし仮にブラック企業に人材を送り込んでも、すぐに辞めてしまった場合は報酬がゼロになるリスクがあります。

リスクがあるのに、どうして悪質な転職エージェントはブラック企業を紹介してくるの?

田中くん

それだけ資金に余裕が無く、とにかく人を送り込みたいからですね。

1人の人材を紹介しても入社後、半年~1年立たないとお金が入ってこないため、転職エージェントというのは、資金に余裕が無いとできません。

そのため、資金に余裕が無い中小の転職エージェントはとにかく人を送り込んで、資金が入ってくるサイクルを作ろうと必死です。

2.キャリアカウンセリングがない

転職エージェントを利用し始めたけど、キャリアカウンセリングがないんだよね・・・これって大丈夫?

田中くん

それは普通に考えてありえないですね。直ちに利用を中止するべきでしょう。

キャリアカウンセリングがないというのは、エージェント側が求職者の希望条件を考慮していないのと同じです。

全てエージェント側のノルマ達成のため、手当たり次第内定が取れそうな案件を紹介しているので、こういったエージェントは早めに利用するのを辞めたほうが良いでしょう。

3.キャリアアドバイザーの紹介ノルマが厳しい

紹介ノルマってなに?

田中くん

担当者1人1人に課せられるノルマ(売上目標のようなもの)です。人材を企業に紹介する件数でノルマは達成されます。

前述しましたが、転職エージェントは企業にマッチした人材を紹介することで利益を得るビジネスモデルです。

そのため、担当者に厳しいノルマが課せられている転職エージェントもあります。

ノルマの消化に必死な担当者は、ブラック企業などでもかまわず紹介しがちな傾向にあります。

紹介ノルマが厳しい企業は運営会社自体がブラック企業の傾向があるので、転職エージェント運営会社の評判を調べることで回避できるでしょう。

ホワイト企業を紹介してくれる転職エージェント4つの特徴

悪い転職エージェントを見分ける方法はわかったけど、良いエージェントにはどんな特徴があるのかな?

田中くん

ここからは優良転職エージェントの特徴について見ていきましょう。

ホワイト企業を紹介してくれる転職エージェントの特徴として以下のようなものが挙げられます。

1.優良エージェントにはノルマがない(緩い)

ノルマがゆるい転職エージェントなんてあるの?

田中くん

潤沢な資金がある、大手の転職エージェントには多いですね。

ノルマがゆるい転職エージェントは大手に多い傾向があります。

そこまで件数を求めなくても、経営が成り立つ事業基盤がしっかりしているからこそですね。

ノルマが無いことで、各担当者にも余裕が生まれ、求職者一人ひとりを徹底的にサポートすることができます。

2.キャリアカウンセリング・アフターフォローの充実

マイナビクリエイター_個別カウンセリング

例えば、クリエイターに特化した転職エージェントである『マイナビクリエイター』は、親身なキャリアカウンセリングを設けています。

優良な転職エージェントは、求職者が希望を伝えやすいようにマンツーマンの個別カウンセリングを設けていることがほとんどです。

担当者と綿密なコミュニケーションを取れる環境があることでミスマッチを防ぎ、求職者はブラック企業を回避することが可能です。

また、転職初心者向けのサポートが充実している転職エージェントはノウハウが豊富で、優良転職エージェントの可能性が高いです。

3.キャリアアドバイザーの人数が多い

人数が多いと教育が行き届いてなくて逆に質が悪そうだけど、違うの?

田中くん

一概にそうは言えません。大手は人数が多くても担当者ごとに切磋琢磨している所も多いです。

みなさんに気をつけて頂きたいのは、少数精鋭というキャッチコピーでアピールしている無名転職エージェントです。

実際は、優秀なキャリアアドバイザーが集まらないだけかもしれません。

一方、大手なのにキャリアアドバイザーの人数が少ない転職エージェントは本当の意味で「少数精鋭」と言えるでしょう。

人数が多い転職エージェントは、その分1人あたりのノルマが少ない傾向にあり、競争意識もあるので個人の質が高いことが多いです。

4.業界特化型の転職エージェント

特化型の転職エージェントって?

田中くん

Web・ITなど特定の業界や職種に特化した転職エージェントのことです。

特化型の転職エージェントは、総合型に比べて業界とのつながりが密接で、情報量がとても多いのが特徴です。

特化型の転職エージェントには各業界出身のキャリアアドバイザーが多いのも特徴的で、業界特有のブラック企業の辛さを理解してくれるエージェントも多いです。

そのため、志望業界や業種が決まっている場合は特化型の転職エージェントを利用した方がいいでしょう。

特化型転職エージェントに関して、より詳しく知りたい方は『総合型転職エージェントと特化型転職エージェントの違い』をご覧ください。

総合型と特化型の違いとは総合型転職エージェントと業界特化型の違いとは?メリットとデメリットを解説

まとめ : ブラック企業を避けるには大手の転職エージェントがおすすめ

この記事のまとめ

  • ブラック企業を避けるためには転職エージェントを活用する
  • 中小、少数精鋭、ノルマが厳しい転職エージェントはブラック企業を紹介しがち

中小の転職エージェントはブラック企業を紹介しがちな一方、大手の転職エージェントは利用者が多く資金繰りにも困っていないため、強引にブラック企業へ転職させようとはしません。

ブラック企業へ人材を送り込むことは、結果的に自社の評判を下げることになりかねませんので、大手ほどマッチングの精度には気を使っていますね。

そのため、転職エージェントを利用する場合は、中小ではなく下記のような大手転職エージェントを利用するのが良いでしょう。

※ 上記以外の転職エージェントに関しては『転職エージェントおすすめランキング【最新版】』にてご紹介していますので、あわせてご覧ください。

リクルートエージェントやdodaは求人数を重視する方向け、パソナキャリアは親身なサポートが売りなので、転職初心者の方にオススメです。

上記の転職エージェントの利用はすべて無料のため、まずは相談だけでも気軽に利用してみると良いでしょう。

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