転職のプロが教える!転職活動の面接で緊張しないコツ!

面接で緊張しないコツ

「面接で緊張してしまって自分の言いたいことが言えない」と悩んでいませんか?

緊張しないように落ち着いて話そうと思っても、なかなか上手くいかないのが面接の難しいところですよね。

実際、転職活動においては面接時の印象によって合否が分かれることがほとんどです。

私はキャリアアドバイザーとして多くの方の転職活動をサポートきましたが、「緊張して面接では頭が真っ白になった」「自分ではしっかりアピールできたつもりなのに不合格だった」と面接でつまづく方はとても多いです。

ねこくん
このページではキャリアアドバイザーの筆者が、面接で緊張しないコツや、面接で上手くいかない時の対象方法について解説します。

もし、あなたが面接でつまづいているのであれば、ぜひこのページを最後まで読み込んでいただきたいです。

そうすれば、緊張せずに面接に臨めるようになり、内定獲得へとまた1歩近づくことが出来るでしょう。

面接で緊張しないための2つの心構え

ねこくん
まずは、面接で緊張しないための心構えについて見ていきましょう。
田中くん
そんな方法本当にあるの?

1.まずは完璧に話そうとする気持ちを捨てる

そもそも、なぜ私たちは、面接で異様に緊張してしまうのでしょうか。

それは恐らく、事前に「こう話そう」と話す内容をはっきり決めていて、それを完璧に相手に伝えなければいけないと考えている部分があるからでしょう。

つまり、上手く話さなければならない、言い間違えては駄目だ、と無意識に自分で高いハードルを作っている状態です。

そんな状態で一言でも噛むと、当然ながら頭の中が真っ白になってしまいます。

それならいっそのこと、完璧に話そうとする気持ちを捨ててしまいましょう。

田中くん
でも、そうは言っても面接で失敗しないか不安だよ。
ねこくん
実際に私も面接が苦手でした。体験談をご紹介しましょう。
体験談

実際に私も用意周到に準備するタイプで、企業情報の隅から隅まで熟読し、言うことを一言一句考えてから面接に行くタイプでした。

しかし、予想外の質問に対してまったく答えられず、結果は散々なもの。

何社も連続で落ちて心が折れそうになってしまいました。半ばヤケクソ状態だった私は、ほとんどなにも考えずに面接を受けることにしました。

すると、「間違えてはいけない」というプレッシャーから開放され、より”普段の自分”が出せるようになり、それ以降、面接通過率が格段にアップしました。

ねこくん
この経験を通して気付いたことが、「完璧に話せる = 面接が上手い」というわけではないということです。

2.”面接の上手さ”は上手に話すことではないことを理解する

ねこくん
“面接が上手い”とはどういう事だと思いますか?
田中くん
う〜ん。自分のことをちゃんと説明できるとかかな・・・?

面接官には、あなたが頭の中で綺麗に組み立ててきた自己アピール文は見えません。

一つ二つ言うフレーズを間違えたところで、何の問題もないのです。

むしろ、次はこう話さなければ…と流れを決めてしまっていると、不意に投げられた質問に動揺し、そこから流れを持ち直せずにガタガタになってしまいます。

そして、思わぬとんちんかんな返答をしてしまったり…。

ねこくん
大事なのは、上手に話すことではなく、面接官からされた質問に的外れな回答をしないこと。

簡単な言葉でいいから、きちんと相手の意図を汲み取って会話をすることです。

面接官は話の内容ももちろんですが、それ以上にあなたがちゃんとコミュニケーションが取れる人物かを見ています。

難しい言葉は使わなくて大丈夫ですから、相手の目を見てゆっくり話し、あなたの魅力を伝えていきましょう。

面接で緊張してしまう場合の練習方法3つ

田中くん
それでも緊張してしまう場合はどうすればいいかな?
ねこくん
転職エージェントの模擬面接や、自宅で練習を重ねるのが良いですね。

それでも、面接時には緊張で頭が真っ白になってしまう人は多いでしょう。

そういう人こそ、事前練習で自信を付けていく必要があります。

これは極端な例ですが、スピーチやプレゼンがとても上手いと有名の元アップル社CEOのスティーブ・ジョブズは、何週間も前に練習を始めて、リハーサルに丸2日もかけていたそうです。

田中くん
なるほど、それだけやれば自信は付くよね!
ねこくん
スティーブ・ジョブズほどとは言いませんが、練習を重ねるのは大切です。

注意点としては「内容を考える」わけではないということです。

前述しましたが、内容を固めすぎると完璧に話さなければならないということに意識が傾き、逆効果になりかねません。

あくまでも「自信をつけるためのトレーニング」だという事を忘れないようにしましょう。

ねこくん
ここからは具体的な面接の練習方法を見ていきましょう。

練習方法1. 日常生活でも面接を意識して会話する

普段あなたは職場で、ある程度ビジネスに適した言葉遣いをしながら日々を送られていることと思います。

ですが、日常生活でなにげなく話しているのと、面接を意識して話すのとでは大きく違います。

相手が聞き取りやすいように喋ってみたり、いつもより聞き役に徹してみたり、こちらが伝えたい内容が相手に伝わらなかったら、その原因はなにか考察してみたり・・・

日常生活の中でも、少し意識を変えるだけで面接の練習は可能なのです。

練習方法2. 自分の話している様子を録音する

面接が上手くいかない人は、緊張や焦りでいつもより意識せず早口になったり、つっかえてしまっている人が非常に多いです。

その改善に使えるのが、自分の話している様子を録音し、実際に自分の耳で聞いてみることです。

ICレコーダーでもスマホの録音アプリでも、録音できるものなら何でも構いません。

実際に自分の声を聞いてみると、恐らく思っていたよりも早口になっていること、もしくは少ししかつっかえていないと思っていた部分が、結構な長い沈黙になっていることに気付くはずです。

ねこくん
面接官にはこのように聞こえているのか・・・。と知ることは大切ですね。

そうして日常生活で面接を意識した会話を続け、録音した声を何度も聞いて話し方を改善していくことで、話すことへの苦手意識も徐々に減り、少しずつ自信へと変わっていくはずです。

練習方法3. 転職エージェントの模擬面接を受ける

リクルートエージェント』や『doda』といった転職エージェントでは、希望すればキャリアアドバイザーとの模擬面接が可能です。

転職のプロとの面接練習という事で、的確なアドバイスを受けることができ、より面接のスキルを磨くことができるでしょう。

実際に面接を受ける前などに利用して、自信を持った状態で面接に臨むのが理想的です。

回数を重ねるごとに自分の話し方の悪いところが明らかになるため、改善を繰り返すことで、面接官とも徐々に良い意味で自然体で話せるようになっていることでしょう。

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面接で手応えがあったのに落ちてしまった時は?

たくさん面接の練習をして、今度こそ上手くいくかも…と手応えを感じたのに駄目だった時、これは本当に落ち込みますよね。

ですが、そこは気にせずに次に行きましょう。

手応えがあると感じられたのなら、それはあなたの面接力がだいぶ上がっている証拠。

今回は駄目だったとしても、確実に成功へと近づいているのです。

落ちた理由は面接ではないかもしれない

田中くん
でも、これだけ話が弾んだのにダメだったら、次もダメなんじゃない?
ねこくん
そう思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。

なぜかというと、面接の成否には、会社とのマッチングも大きく関わってくるからです。

例えば、すごく面接官と話が弾み、好感触を感じた面接があったとします。

もちろんそこで、「この人はうちの会社に合いそうだ」と好意的に思い、内定を出してくれる面接官もいるでしょうが、逆に「やけに話し慣れていて、なんだか調子が良い人間だ」とマイナス方向に受け取り、不採用とする面接官もいるのです。

もちろん、相手の望む返事ばかりを返す、明らかなイエスマンになってしまっている時は、そうして負のイメージを持たれるのも仕方ないかもしれませんが、そうではないのに不採用となってしまった時。

これはもう、先方の会社とあなたがマッチングしなかっただけと判断し、次に頭を切り替えた方が良いです。

会社が求める人物像はそれぞれ違います。そのため、どんなにあなたが上手く面接をやり切っても、相手の求める人物像とずれていたら、採用には至らない場合もあります。

逆に言えば、今回の会社は駄目だったけれど、どこかにあなたのような人こそを求めている会社は必ずあります。

ですから、今回はいい線までいった、と前向きに捉えて次に向かいましょう。

不採用が続いて心が折れそうなときは・・・

田中くん
何度も不採用でもう疲れちゃったよ・・・
ねこくん
もし不採用が続いて、どうしても気持ちが沈んで前向きになれない時があったら、その時はちょっとだけ立ち止まってみてください。

みなさん一人一人、様々な理由があってこれから転職しようとしていることと思います。

他業種への興味や、より高い給与や待遇を求めて、はたまた人間関係に疲れてなど、現職に不満がある場合もあるでしょう。

でも一つだけ共通しているのは、あなたは少なくとも、1社の心は掴んだことがある、それだけの魅力がある人だということ。

長い転職活動の中で、もしも自信を無くしかけた時は、どうかそれを思い出してください。

まとめ

この記事のまとめ
  • 面接を失敗しないためには、完璧主義を捨てる
  • うまく話そうとせず、本来の自分を出す
  • 面接が成功しても不採用の場合がある

面接は確かに緊張する場ですが、回数を重ねるほどに面白さを感じる場でもあります。

なにしろ、最初はガチガチに固まって上手く話せなかった自分が、回数を重ねるごとにちゃんと話せる、その成長を感じられる場でもありますからね。

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