ネットワークエンジニアとは?仕事内容と将来性を転職のプロが解説

ネットワークエンジニアとは

「ネットワークエンジニアとはどんな仕事?」「どうすればなれるの?」と悩んでいませんか?

ネットワークエンジニアは主にネットワークの設計や構築、運用・保守などをする仕事です。

このページでは、元キャリアアドバイザーの筆者が、ネットワークエンジニアの仕事内容や今後の将来性などについて解説します。

ネットワークエンジニアとは?4つの仕事内容を解説

ネットワーク

ネットワークエンジニア(NWエンジニア)とは、デバイス(PC・スマホ・タブレット)などの機器が互いにデータを送受信できるようなネットワークを構築するエンジニアのことです。

ネットワークエンジニアの主な仕事は以下の4つです。

  1. ネットワークの設計
  2. ネットワークの構築
  3. ネットワークの運用
  4. ネットワークの保守

一般的にネットワーク設計が上流工程で、構築〜保守が下流工程とされることが多いです。

上記すべての業務を1人で担当することはほとんど無く、上流工程・下流工程それぞれに担当者が配されるケースがほとんどです。

それぞれの業務内容の詳細について見ていきましょう。

1.ネットワークの設計

ネットワーク設計ではどんな仕事をしていくのかな?

田中くん

ネットワークの設計業務ではクライアントの依頼を受け、要望に沿ったネットワークを設計します。

具体的には以下の流れで進んでいきます。

  • STEP.1
    ヒアリング

    ヒアリング

    まずはクライアントにどのようなシステムを構築したいのかヒアリングをします。

    中にはIT技術に疎く「こういう風にして欲しい」と的確に説明できないクライアントも多いので、その場合は上手く要件を引き出す事が必要です。

  • STEP.2
    要件分析
    ヒアリングした内容を分析し、どのようなネットワーク構成にするのか考えます。

    ネットワーク機器の種類や数、使用回線などの選定を行います。

  • STEP.3
    提案書作成・提案
    要件分析をもとにネットワークシステムを提案書にまとめます。

    ルーターなどの各機器のコストだけでなく、回線費用などのランニングコストなども踏まえて、クライアントの予算にあった最適な案を提案しましょう。

    提案

    ここで効果的な提案をできれば、正式に受注することができるので、ネットワークエンジニアとして大事な業務の1つとなります。

  • STEP.4
    基本設計
    提案書が無事に通り、受注ができたら基本設計を行います。
    クライアントとミーティングをしながら、ネットワーク構成などを基本設計書にまとめていきます。
  • STEP.5
    詳細設計
    次に基本設計をもとに詳細設計を行います。
    詳細設計では各ネットワーク機器のパラメータ定義や、ケーブル配線のルートなどの情報を詳細設計書としてまとめていきます。

    また、試験資料の作成や構築スケジュールなどの計画書も作成するため、経験方法なネットワークエンジニアが設計を担当する場合が多いです。

ここまでがネットワークエンジニアのネットワーク設計業務になります。

提案や設計業務ができるネットワークエンジニアはプロジェクトの中心として活躍することが多いです。

提案や設計を任せられるようになったらネットワークエンジニアとして一人前と言ってもいいでしょう。

2.ネットワークの構築

ケーブリング

ネットワークの構築業務では、設計を元にネットワーク機器のケーブル接続(ケーブリング)や棚に機器を設置(ラッキング)していきます。

新規オフィスなどの大規模ネットワーク構築の場合は期間が長引くこともあり、この構築作業を外部に委託するケースもあります。

また、ネットワーク機器へのコンフィグレーション・動作確認などもこの工程に含まれます。

コンフィグレーション
「設定」のこと。IT業界ではコンピューター、サーバー、ネットワーク機器、各種ソフトの設定を指します。

3.ネットワークの運用

運用

ネットワークシステムを導入した後は、クライアント側で運用を行うことが一般的ですが、大規模ネットワークの場合などはクライアント側にネットワークエンジニアが常駐して運用をすることもあります。

ネットワーク機器の設定変更や構成変更、トラフィックの利用状況の分析などが主な業務です。

4.ネットワークの保守

ネットワークを運用していると、機器障害やソフト障害が発生する場合があります。

その場合は正常な状態に復旧させるために、障害部分の特定などを実施し、ネットワーク機器の交換などを行います。

また、機器の定期点検などのメンテナンスも保守業務に含まれます。

ネットワークエンジニアとインフラエンジニアの違いは?

ネットワークエンジニアってサーバーエンジニアやインフラエンジニアとはどう違うの?

田中くん

ネットワークエンジニアはネットワークに特化していますね。それぞれの違いを見てみましょう。

各職種の違い

  • ネットワークエンジニア・・・ネットワークシステムに特化したエンジニア
  • サーバーエンジニア・・・サーバーシステムに特化したエンジニア
  • インフラエンジニア・・・ネットワークからサーバーまで幅広い範囲に対応するエンジニア

インフラエンジニアに関して明確な定義はありませんが、インフラエンジニアの求人を見るとサーバーやネットワークの幅広い知識を持った人が求められています。

ネットワークエンジニアの平均年収

ネットワークエンジニアの平均年収

年齢平均年収男性平均年収女性平均年収
20代376万円382万円355万円
30代554万円559万円497万円

データ参考 : マイナビエージェント

ネットワークエンジニアの平均年収は455万円と、IT業界の中では少々低めな年収となっています。

20代では376万円と比較的年収が低いのに対し、30代では554万円と大きく伸びています。

このことから、20代でスキルを身につけておくことで、30代以降の高年収につながることがわかりますね。

あくまで平均年収なので参考程度にとどめておきましょう。

ネットワークエンジニアの将来性

ネットワークエンジニアの将来性はどうなのかな?

田中くん

クラウド化が進む中で求められる知識が変わりつつあります。

AWS(Amazon Web Services)やAzure、Google Cloud Platformといったクラウドの普及によって、サーバやネットワークといったインフラ部分が外部に移行しています。

クラウド

そのような背景もあり、今後は従来のネットワーク構築業務は減少していくことが考えられます。

クラウドでは容易にネットワークシステムの構成を変更することができるので、今後構築されるネットワークシステムはクラウドであることがほとんどでしょう。

そのため、クラウド時代にネットワークエンジニアとして生き残っていくためには、仮想サーバーや仮想ネットワークについての知識が必要です。

ネットワークエンジニアに必要な知識・スキル

身につけるべきスキル
ネットワークエンジニアの求人で応募資格として目にするのがCCNA(シスコ認定ネットワーク アソシエイト)という資格です。

この資格は世界最大手のネットワーク機器メーカー『Cisco』による技術者認定資格です。

ネットワークエンジニアの登竜門的な資格とも言われているので、ネットワークエンジニアとして活躍したい人は確実に取得すべき資格でしょう。

ネットワークエンジニアが取得しておきたい資格

  • CCNA(シスコ認定ネットワーク アソシエイト)
  • CCNP(シスコ認定ネットワーク プロフェッショナル)
  • LPIC(Linux技術者認定試験)
  • MCSA(マイクロソフト認定ソリューション アソシエイト)
  • ITパスポート
  • 基本情報技術者

ネットワークエンジニアへの転職におすすめの転職エージェント4選

ネットワークエンジニアの転職事情はどうなのかな?

田中くん

今でも求人は多数ありますが、クラウド関連の知識があればさらに幅は広がります。

ネットワークエンジニアの求人は比較的多いですが、最近はインフラエンジニアとしての求人も目立ちます。

そのため、サーバーエンジニアとしての知識や、前述したクラウド環境についての知識があれば選択肢は広くなるでしょう。

志望業界が定まっているならば、業界に特化した転職エージェントの方が専門的なアドバイスを得やすいです。

そこで、ネットワークエンジニアへの転職を目指すならば、求人数が最も多い最大手の『リクルートエージェント』や『doda』を利用しつつ、IT・Web業界に強い転職エージェントのいずれかを併用する形が最も効率がいいでしょう。

以下にオススメ転職エージェントの特徴をまとめました。
各エージェントの特徴
レバテックキャリア
IT・Web業界に特化、エンジニアの人におすすめ
ワークポートIT・Web業界に強い。スピーディな転職が可能で中小企業も網羅
ギークリーIT・Web・ゲーム業界に特化。未経験可の求人もあり、転職初心者向け
リクルートエージェント特化型ではないが、15万件を超える圧倒的な求人数。転職者は登録必須。

各転職エージェントにはそれぞれ長所と短所があるため、なるべく複数の転職エージェントに登録して、自分にマッチしているか見極めるようにしましょう。

求人数求人の質サポート力
レバテックキャリア
ワークポート
ギークリー
リクルートエージェント

ここからは、ネットワークエンジニアを目指すうえでオススメの転職エージェントを厳選してご紹介します。

レバテックキャリア / 首都圏のIT技術者におすすめ

レバテックキャリア

『レバテックキャリア』は、レバレジーズ株式会社が運営するIT・Web業界に特化した転職エージェントです。

エンジニア経験者向けの求人が多いため、エンジニアでキャリアアップしたい方には向いています。

レバテックキャリアは年間3,000回以上の企業訪問を重ねており、コンサルタントの業界知識が豊富なので、言語や開発環境と言った技術的な話も通用しやすいでしょう。

実際の現場の環境や最新技術などに関しても相談したい場合は利用すべき転職エージェントです。

スピード転職をしたい人にオススメ「ワークポート」


対応エリア
全国
ワークポート』は、株式会社ワークポートが運営する総合型転職エージェントです。

ワークポートは10年以上に渡ってIT分野専門の転職エージェントを行ってきましたが、2014年に総合型に幅を広げました。

そのため、IT・インターネット分野では圧倒的な取引実績を誇り、リクナビNEXTの発表による2016年転職決定数ランキングでも堂々の1位を獲得しています。

ワークポートのメリット・デメリットは下記の通りです。

  •  高い専門性を持ったキャリアアドバイザーが在籍
  •  スピーディな転職活動が可能
  •  IT・Web業界の求人が多い
  •  対応が事務的
  •  質の悪い求人が混じっている可能性

対応は事務的という評判が多いですが、レスポンスの早さに定評があり、急ぎの転職活動をしたい人にはオススメできます。

IT・Web業界を志望している方の満足度は特に高い傾向にあるので、IT・Web業界を目指すなら必ず利用するべきエージェントです。

※ より詳しい解説は『これだけ読めば安心!ワークポートの評判を初心者向けに1から解説』をご参考ください。

親身なサポートで転職初心者にオススメ「ギークリー」


対応エリア
首都圏中心

ギークリー』は、株式会社ギークリーが運営する、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントです。

ギークリーは、リクルートキャリア社が主催する転職エージェントランキング「リクナビNEXTエージェントNetwork」において、総合満足度部門で第3位を獲得した実績を持ちます。

求人の質やマッチングの精度、サポート体制にこだわりがあり、顧客満足度が非常に高いのが特徴です。

ギークリーのメリット・デメリットは下記の通りです。

  •  紹介求人の満足度が高い
  •  転職初心者への手厚いサポート
  •  業界未経験者でも利用可能
  •  地方求人が少ない

また、未経験からの業界転職支援も充実しているため、未経験から業界を目指す方にも親身に相談を受けてくれるでしょう。

業界経験者にはキャリアアップの提案を行う一方で、未経験から業界を目指す方にとっては強い味方となる存在です。

Web・IT・ゲーム業界を志望しており、丁寧なサポートを期待するなら利用すべきでしょう。

※ より詳しい解説は『ギークリーの評判を転職初心者向けに1から解説』をご参考ください。

転職を考えるすべての人にオススメ『リクルートエージェント』

リクルートエージェントのメイン画像

対応エリア
全国
リクルートエージェントは「株式会社リクルートキャリア」が運営する、求人案件数・内定決定数ともに業界NO.1の総合型転職エージェントです。

広告・マスコミ業界に特化しているという訳ではありませんが、2016年は3万2000名もの転職成功を実現しており、転職活動を始めるならば必ず利用すべきエージェントでしょう。

転職業界内でもリクルートエージェントの求人保有数は定評があり、幅広い業種・職種に対応しているため、ポジションに関わらず受け皿がとても広いのが特徴です。

求人数や求人の質は「他社と圧倒的な差がある」という声も多く、利用者の満足度は非常に高いです。

広告業界でも職種によっては特化型よりも多いことがあるので、情報収集のためにリクルートエージェントに登録しつつも、サポートが不安であれば他のエージェントを併用するのが望ましいですね。

※ より詳しい解説は『リクルートエージェントは利用すべき?転職初心者向けに1から解説』をご参考ください。

まとめ

この記事のまとめ

  • ネットワークエンジニアはネットワークの設計・構築・運用・保守をする仕事
  • クラウド化が進んでいるので、今後は仮想化技術についての知識が必要になってくる
  • サーバーに関しての知識も身につければインフラエンジニアとしても活躍できる

どの職業にも言えることですが、特にIT業界の職種は常に勉強し続けることが大切です。

IT業界の発展スピードはとても速いので、技術者として生き残っていくには常に新しい技術に関してアンテナを張り、習得していくことが重要になります。

※ 上記以外の転職エージェントに関する評判は、「IT・Web業界への転職で利用すべき転職エージェントランキング」でご紹介しています。ぜひご覧ください。

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