転職で好印象を与えるポートフォリオの作り方をプロが解説【完全保存版】

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デザイナーなどの職種に転職する場合は応募の際に「ポートフォリオ」(作品集)というものが必須です。

クリエイターにとっては面接と同じくらい重要なのがこのポートフォリオ。

クオリティが採用基準に満たなければ、面接もしてもらえない可能性があります。

このページでは、広告業界で勤務経験があり、元キャリアアドバイザーでもある筆者が、転職で好印象を与えるポートフォリオの作り方について解説します。

大前提 : ポートフォリオも一つの作品と捉える

今まで様々な人のポートフォリオを見てきましたが、作品をとにかく詰め込み、ごちゃごちゃしたポートフォリオを作ってしまう人は多いものです。

自分を一生懸命アピールするあまり詰め込みすぎてしまうんですね。

これ、実は逆効果なんです。

そもそも、採用担当者はポートフォリオを熟読しません。

ポートフォリオを1つの作品として捉える

多くの応募が来てしまうと、見るだけでも膨大が時間がかかってしまいますので、採用担当者は基本的に流し読みをして、気になったポートフォリオだけじっくり読みます。

そのため、まず大切にして欲しい心構えは、「見る側の事を考えつつ、なるべく目立つこと」です。

読者のことを考えてポートフォリオを作ることは、ユーザー目線でものづくりができるスキルを表します。

「相手のことを考えたポートフォリオを作れる = お客さん(ユーザー)のことを考えて仕事ができる」という風に考える企業はとても多いです。

そのため、ポートフォリオを1つの作品として読者目線で作っていくことが内定獲得には必要です。

ポートフォリオに載せるべき5つの必須項目

ポートフォリオにはどんな内容を書いていけばいいの?

田中くん

応募する職種や業界によって変わりますが、ここでは一般的なものを紹介していきます。

ページ数に関しては、職種などにもよりますので一概には言えませんが、見やすいページ数ということを意識してください。

私の場合はA4サイズで20ページほどでした。

ここからは、ポートフォリオに載せるべき必須項目について深掘りしていきたいと思います。

  1. プロフィール
  2. 作業の進め方や得意なことについて
  3. 将来のビジョン
  4. 厳選した作品
  5. 説明書き(キャプション)

1.自分の情熱を表現しよう!「プロフィール」

プロフィールページ

ポートフォリオにおいて、まず必須なのはプロフィールのページです。

長くても見開き1ページくらいでいいでしょう。

履歴書や職務経歴書に書ける項目に関しては、無理にポートフォリオに載せる必要はありませんが、氏名と連絡先くらいは書いておいた方が良いですね。

また、自分の写真も掲載しておくと印象に残りやすいです。

プロフィールに書くべきこと

  • 氏名
  • 年齢
  • 連絡先など
  • 使用可能ソフトやプログラム言語
  • コンテスト受賞歴など
  • ものづくりに関しての思いや簡単なPR

2.作業の進め方や得意なことについて

また、あなたが得意なことや仕事の進め方について書いておくと良いでしょう。
  • 今までどんな環境で制作・開発してきたか(Photoshop中心の制作~など)
  • どんな作業が得意か(細かい作業が得意など)
  • どういう風に仕事を進めていくのが得意か(じっくり丁寧に進めていくのが得意など)

上記の点を明記することで、企業側もあなたの強みや特性が分かり、採用後のイメージを固めること可能です。

単純にミスマッチを防ぐ効果もあります。

3.将来のビジョン

将来のビジョンなんて書いちゃっていいの?

田中くん

書いたほうがいいですが、注意が必要なポイントでもあります。

将来のビジョンは書かないほうがいいと考える人も多いですが、実はこれを重視する企業は多いです。

注意
「この人は将来の目標に向かって頑張っているんだな。」というプラスのイメージを与えられる項目ですが、次のステップのこと(将来は~で働きたいなど)ばかり書いてしまうと、逆に早く辞めそうだなと思われたり、目的意識もなく仕事してるのか…とマイナスポイントにもなる可能性があります。

そのため、具体的な進路などは明記せず「こういったデザイナーになりたい」などの将来像に留めるといいでしょう。

4.厳選した作品紹介

厳選した作品紹介

職種にもよりますが、デザイナーの場合は掲載する作品数は少なくとも10点は欲しいところ。

少なすぎても、多すぎても印象は良くありません。

もし、これより少ない点数でもそれなりにボリュームがあれば大丈夫です。

特に注目して欲しい、インパクトのある作品は前半にあると目に留まりやすいです。

今まで作った作品を全部載せていいよね?

田中くん

いいえ、クオリティが低いものは載せないほうが懸命です。

ポートフォリオを1つの作品として考えた時、中途半端なクオリティの作品を入れてしまうと質が低下してしまいます。

ボリュームアップのために低クオリティの作品を入れるなら、まだボリューム不足の方がマシです。

5.説明書き(キャプション)は必ず入れよう

作品紹介で気をつけるポイントは「説明書き(キャプション)」です。

実は、制作物の写真だけしか載っていないというポートフォリオはかなり多いです。

説明書きが無いと、あなたが制作物に込めた意図やこだわりを理解してもらえません。

ポートフォリオ上で作品のプレゼンをする役割を持つのが「説明書き」です。

説明書きには具体的に以下の内容を記載します。

  • 作品のタイトル
  • クライアント(プロジェクト)名
  • 制作年月日
  • ターゲット(制作の意図や狙い)
  • コンセプトや重視したポイント
  • 制作期間
  • 使用したソフトや開発環境
  • クライアントの指示による制約など
  • チーム制作の場合は担当箇所

職種により若干変わってきますが、主な内容は上記になります。

守秘義務に注意
クライアントによっては守秘義務を守るためにポートフォリオに載せるのを禁止している場合があります。

業務で行ったものに関しては一度確認を取るようにしましょう。

ポートフォリオは紙媒体・データ(Web)の両方で用意しよう

ポートフォリオは紙媒体とWebの両方を用意する

そもそもどういう媒体で提出するべきなのかな?

田中くん

紙面は必ず用意しましょう。映像系はDVDで提出の場合もあります。

ポートフォリオ送付先の企業では、どんな環境でチェックするかわかりません。

そのため、どちらにも対応できるように「紙とデータの2種類用意」をオススメします。

紙媒体は印刷して一つの冊子に。データはPDFなどにまとめましょう。

映像業界だと「DVDにして送ってください」と言われることが多いので、自分の作品集を何枚かDVDに焼いておくと良いですね。

また、どの職種でもポートフォリオサイトを準備しておくと便利です。

ポートフォリオサイト
自分の作品などをインターネット上で公開しているホームページのこと

ポートフォリオは常にアップデートをする

ポートフォリオを作るのって結構大変だなぁ・・・

田中くん

だからといって放置するのは良くありません。常に更新し続けましょう。

ポートフォリオは、初めて会った人に携わった作品を紹介するのにも役立ちますし、自分自身のキャリアを振り返るのにも使えます。

しかし、携わる作品が増えるにつれ、どんどん情報が古くなってしまうので常にアップデートをしていくようにしましょう。

プロによるサポートを受けたいなら業界特化型の転職エージェントを利用すべき

とはいえ、1人で作るのは自信がないなぁ・・・

田中くん

そんな人は転職エージェントの「ポートフォリオ指導」を利用しましょう。

効果的なポートフォリオの指導やサポートを受けたいのであれば、クリエイターに特化した転職エージェントの『マイナビクリエイター』がオススメです。

業界を熟知した担当者がポートフォリオの指導をしてくれるほか、「MATCH BOX」といったポートフォリオサイトを簡単に作成できるサービスも提供しています。

MATCHBOX

PCやスマホ、掲載する画像データさえあれば作成できるので、ポートフォリオ作成にかかる時間を大幅に減らすことができます。

いずれにせよ、無料で利用できるのでまずは気軽に利用してみるといいでしょう。

マイナビクリエイター公式サイトへ

まとめ

この記事のまとめ

  • ポートフォリオも1つの作品ということを意識する
  • 厳選した作品を掲載し、説明書きを忘れない
  • 紙媒体とデータの2種類を用意する
  • サポートを受けたい場合は業界特化型の転職エージェントを利用する

繰り返しになりますが、「ポートフォリオも自分の制作物の1つ」ということを忘れないで下さい。

どんな制作物よりも全力を注いで作り、自分のセンスと技術の結晶にしましょう。