「職務経歴書の枚数って何枚がベストなの?」と悩んでいませんか?
異動や転職が多い人は「全部の経歴を書くべき?」「何枚にするのが好印象?」といった疑問が出てきますし、逆に経験が浅い人は無理にでもボリュームを増やすべきか考え込んでしまいますよね。
職務経歴書は書類選考において合否を左右する大事な書類ですので、採用担当者に「枚数が多くて読みづらい」と思われるのは避けたいところ。

このページではキャリアアドバイザーの筆者が、職務経歴書のベストな枚数と、枚数ごとのメリットやデメリットを解説します。
この記事でわかること
- 職務経歴書の適切な枚数
- 枚数ごとのメリット・デメリット
- 職務経歴書をまとめるポイント
好印象を与える職務経歴書の枚数は?

職務経歴書は何枚くらいが適切なのかな?

状況にもよりますが、2枚が最適です。多くても3枚が良いですね。
職務経歴書の枚数に制限は無いため、何枚にするかは悩みどころですが、一般的には2枚にする人が多いです。

とはいえ2枚目は1行で終わっているなど、明らかにバランスが悪い場合は1枚にまとめてしまった方が綺麗に見えますね。

1枚に詰め込みすぎるというのも良くないから気をつけたいね。
2枚にまとめるのが一般的とはいえ、重視したいのは「読みやすさ」と「バランス」です。
実際に職務経歴書を書き始める前に、職務経歴書でチェックされるポイントを確認しておきましょう。
チェックされるポイント
- 経験・スキル
- 仕事への姿勢
- 志望理由
- プレゼン能力

上記の内容をしっかり書いていても、枚数が多すぎると逆に評価を下げてしまうことにつながります。

ここからは書く枚数ごとのメリットやデメリットを解説します。
職務経歴書を1枚にするメリット・デメリット
メリット
- 書類がかさばらない
- 担当者が見やすい
デメリット
- ボリューム不足と思われることも
- 「熱意不足」と捉えられる可能性

転職回数や経験が少なくて職務経歴書を2枚も埋められない・・・

その場合は1枚にまとめてもOKですが、ボリューム不足にならないように以下の内容を詳しく書いておきましょう
ボリュームが足りないときは
- これまでの業務の詳細に言及
- 正社員経験がない場合はアルバイトの経験もOK
- ブランク(休業)していた期間がある人はその間に学んだことなど
職務経歴書を2枚にするメリット・デメリット
メリット
- 多すぎず・少なすぎない適切なボリューム
- 「まとめる力」「文章力」があると思われる
デメリット
- 2枚目の大半が空白の場合は無理に引き伸ばしたと思われる
- クリップでまとめる必要がある
2枚の職務経歴書で文量が適切なものであれば、ビジネススキルとしての「文章をまとめる力」があると好印象を与えることができます。

内容をダラダラ引き伸ばしたもので、無理やり2枚にしている感が出てしまうと逆効果なので注意しましょう。
職務経歴書を3枚以上にするメリット・デメリット
メリット
- 多くのボリュームでアピールしやすい
デメリット
- 採用担当者の負担になる
- 内容が記憶に残りにくい
- 企業側が保管しづらい
- 文章をまとめる力がないとみなされる
- クリップでまとめる必要がある
職務経歴書が3枚以上になる場合はデメリットの方が多いので、できるだけ避けましょう。

でもいろいろなプロジェクトなどに携わっていた場合は2枚に入り切らないんじゃないかな?

エンジニアなどの専門職の場合は3枚になっても問題ないとされますが、4枚以上になるのは避けるべきでしょう。その際は特筆すべき経歴のみ厳選します。
職務経歴書をA4用紙2枚にまとめるポイント

職務経歴書が長くなってしまってうまく2枚にまとまらない・・・どうすればいいかな?

確かに、アピールするために色々書きたくなってしまうのも分かります。ここからは職務経歴書を2枚にまとめる方法について解説します!
2枚にまとめるためのポイント
- 自己PRや志望動機も書く
- 職務経歴はわかりやすくシンプルにまとめる
ホチキスはNG
2枚以上になる場合は必ずクリップでまとめるようにしましょう。ホチキスを使用すると、担当者がコピーやスキャンをする場合にいちいち針を外す手間が増えてしまいます。自己PRや志望動機を重視する
職務経歴書はこれまでの経歴のみを書くと思っている人も多いのですが、志望動機や自己PRも記載するのが効果的です。

志望動機は履歴書に書くんじゃないの?

履歴書には簡潔にまとめた志望動機を書きますが、職務経歴書にはより詳細に書きましょう。
とはいえ、熱が入りすぎてほとんどが自己PRや志望動機になってしまった・・・ということが無いように職務経歴とのバランスを重視するのが大切です。
経歴によって書き分け
これまでの職務経験をアピールしたい場合は職務経歴を重視、逆に経験が浅い場合は自己PR・志望動機を重視するなど状況によって重視するポイントを少し変えてみましょう。職務経歴はシンプルにわかりやすくまとめる

これまでやってきたことを文章にすると、かなり文章が長くなってしまうな・・・

転職回数が多い場合は長くなりがちですね。その場合は重要なものだけ抜粋してもOKです。
職務経歴が長いと読みづらくなってしまうため、印象がよくありません。
そのため、異動や転職が多い場合は抜粋し簡潔にまとめる。業務内容は箇条書きにするなどの工夫をしましょう。
【担当業務】
- コーディネート提案
- 店内レイアウト
- 商品在庫管理
- POP作成(手書き・PC)
- 新人教育

「◯年◯月に〜の業務を担当」といった文章よりも、箇条書きの方が簡潔に伝えられます。その下に学んだことや実績を書くとより効果的ですね!

確かにシンプルで見やすいね!
MEMO
1枚目は職務経歴、2枚目には自己PRと志望動機が書かれていると担当者もわかりやすいので好印象です。職務経歴書のベストな枚数:まとめ
この記事のまとめ
- 職務経歴書は2枚がおすすめ
- 1枚でも大丈夫だがボリューム不足と思われる可能性も
- エンジニアなど専門職の場合は3枚になってもOK
- 2枚以上になるときはクリップで留める

職務経歴書は採用の可否を分ける重要な書類ですので、見やすくもアピールができる書類に仕上げたいですね!
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