あなたの人生を変える転職前の自己分析【やり方と注意点】

自己分析のやり方

「転職前に自己分析が重要と聞くけど、何をやればいいのかわからない」と悩んでいませんか?

自己分析は転職成功には欠かせない重要なプロセスです。自己分析が不十分だと転職しなければ良かったと後悔してしまう可能性もあるでしょう。

このページでは、キャリアアドバイザーとして様々な人の転職活動をサポートしてきた筆者が、自己分析の具体的な方法と注意点を解説していきます。

もし、自己分析の方法で悩んでいるなら、このページを最後まで読んでいただきたいです。

そうすれば、あなたが転職先に求めていることが明確になり、転職活動の目的がハッキリとするでしょう。

転職時に自己分析が必要な理由とは?

そもそも、なんで自己分析が必要なの?自分ことなら何でもわかってるのに

田中くん

たしかに、自分のことは自分が1番わかっている!と思いがちですが、他人から見た自分は違うように写っていることがほとんどです。

新卒時の就職活動で自己分析の経験がある人は多いのではないでしょうか。

一方で、転職時に自己分析をやったという人はほとんどいないのが現実です。

そこでまずは、なぜ「転職時に自己分析が必要か」という理由をお伝えします。

それぞれの項目について、詳しく見ていきましょう。

①転職活動をスムーズに進めるため

転職活動が進むに連れて当初思い描いていた希望条件とブレてしまうことがありますが、自己分析をしておくことで転職の目的を見失わずに済みます。
妥協して転職してしまったら本末転倒だしね・・・

田中くん

転職活動は時間管理が大切
また、転職活動は限られた時間の中でしなければなりません。

特に仕事を続けながら転職活動をする場合は、割ける時間がほとんど無いでしょう。

そんな貴重な時間をムダにしないためにも、まずは自分の希望などをしっかりと固めて、何千何万という企業の中から理想通りの企業を見つけることが必要です。

自己分析をして希望条件を明確にしておくことで、スムーズに転職活動を進めることができます。

また、自分の考えを明らかにできるので、たとえ何社落ちたとしても妥協せずに転職活動ができるでしょう。

②面接の通過率をアップさせるため

どうして自己分析が面接の通過率アップに繋がるの?

田中くん

自己分析によって、あなたの考えを言語化することが簡単になるからですね。

理想的な企業を見つけても、面接であなたの思いを伝えられなければ、せっかくのチャンスを逃してしまいます。

自己分析が面接成功につながる
事前に自己分析をしっかりやっていると「自分の長所」や「入社後どんなことをしたいか」という言葉を面接で言語化することができ、良い印象を与えることが可能です。

面接対策で「丸暗記」という方法がありますが、自己分析をしっかりとやっていれば暗記などしなくても自然と話せるようになるはずです。

丸暗記は見破られる
暗記してきた薄っぺらい発言は採用担当者に見破られてしまいますので注意しましょう。

③転職後に後悔しないため

転職して後悔というケースは意外と多いものです。前職の方が良かったと感じる人も少なくありません。
せっかく頑張って転職したのに、もったいないよね。

田中くん

時間とお金のどちらを重視するか
転職後に後悔しないためにも、はじめに自己分析をして、自分が最も大事にするものを明らかにしなければなりません。

お金・時間のどちらを重視するのかといった価値観をはじめ、希望する勤務時間帯や休日数、勤務地などを事前に明確にしておきましょう。

ここに時間をかけなければ、転職を繰り返すような人生になってしまうかもしれません。

自己分析をする際のNGポイント4つ

自己分析って大切だね。さっそく自己分析をしなきゃ!

田中くん

実際に自己分析に取り組む前に注意点について知っておきましょう!

①自分の短所ばかり見てしまう

長所かぁ・・・短所ならたくさん思いつくのになぁ

田中くん

自分の短所ばかり探してしまうネガティブ思考な人は、自己分析の際に自分の短所ばかり見てしまわないように注意してください。

結果的に自己嫌悪に陥ってしまい、自分の活動範囲を狭めてしまいます。

短所は裏を返せば長所といえる場合がほとんどです。

例えば「1つの事しか集中できない = 細部までこだわって取り組める」などですね。

転職活動はあなたを企業に売り込むものですから、自分の長所を探し出しましょう。

②思い込みで強みを決めてしまう

思い込みで強みを決めてしまう
自分が強みだと思っている部分が、周りから見るとそうでもなかったというケースはとても多いです。そのため、自分の思い込みで強みを決めてしまうのは転職失敗につながります。
確かに、自分はコミュ力高いと思っている人は周りにいるわ!

田中くん

自分を客観的に見ることは難しいですよね。他の人に聞いてみるのが手っ取り早いです。

面接では「具体的にどんな事をしてきましたか?」と深掘りされて聞かれるので、あなたの経験と照らしあわせて客観的に判断することが大切です。

強みを客観的に見つける手っ取り早い方法として、周りの友人や家族などに聞いてみるという方法があります。

周りの人に聞いてみることで、あなたが思ってもいなかった強みが発見できるかもしれませんよ。

③自己分析に時間を費やしすぎる

自己分析に多くの時間を取られては本末転倒なので注意しましょう。
自己分析に時間を費やしすぎない
自己分析をするのは大切なことですが、あまりに時間をかけ過ぎて転職活動がおろそかにならないようにしましょう。

転職活動は多くの時間と体力を要します。自己分析だけで転職疲れしてしまわないように注意しなければなりません。

というのも、実際に行動してみないとわからないことも多々あるからです。

理想と現実のギャップが思ったよりも大きい場合などは、軌道修正をしていく必要があるでしょう。

④1度だけしか自己分析をしない

最初の一回だけ自己分析をし、それ以降は何もしないというのは危険です。
えっどうして?1回すれば大丈夫じゃない?

田中くん

転職活動をしていく中でも自分の事が段々わかってくる場合もありますし、業界を知っていくうちに意識が変わるかもしれません。

そのため、考えがブレそうになったら定期的に自己分析をしてみるのがいいでしょう。

大事なのは多くの情報に流されないこと。常に主体性を持って転職活動に臨みましょう。

転職前の自己分析のやり方 [自己分析シートあり]

さぁ、いよいよ実際に自己分析をしていきましょう。
田中くん

でも具体的にはどうやってやればいいのかな?

転職自己分析1
いざ自己分析をしようと思っても、何から手を付けていいかわかりませんよね。

そこでCAREER BIBLEでは、簡単なステップで手軽に自己分析ができる「自己分析シート」を作成しました。

ここから先は自己分析シートを元に解説していきます。自己分析シート(PDFファイル)は以下のボタンからダウンロードできますので、ぜひ印刷して活用して下さいね。

STEP.1 目標・将来像を明らかにしよう

転職自己分析1

このステップでは、あなたが思い描く将来像や大事にしたい価値観などを明らかにしていきます。

自分の現在地を知り、理想とする未来までどのくらいの距離があるのか、あなたの人生としっかり向き合いましょう。

考え抜いた結果「やはり転職はしない」という結論に落ち着いたとしても、それはそれで良いことです。

1-1. あなたが将来やりたいこと・ミッションを明確に

ここではあなたが将来目的にしていることや、どんなライフスタイルで生活したいかを書いてみましょう。

ポイントとしては、「35歳までに年収500万円に到達する」のように具体的な数字を入れることですね。

将来の目標(例)

  • 30歳までに年収600万円を達成する
  • 〇〇社で働く
  • 場所に縛られないスタイルで自由に働く

1-2. あなたが大切にしたい価値観は?

価値観の項目では、あなたが人生でなにを最も大事にするかを書きます。

例えば、お金・仕事・家族・自由な時間などですね。

また、なぜその価値観を大切にしたいかという理由についても書いておきましょう。

お金よりも家族との時間を大切にしたい。

理由・・・子どもの成長をそばで見守りたいから

1-3. 現在の仕事の不満点と続けた場合の影響を考える

将来の目標、大切にしたい価値観を明らかにできたら、次は現在の仕事に目を向けましょう。

まずは、今の仕事は将来の目標を達成するために必要かどうか。また、自分の価値観とマッチしているか考えます。

そして、仕事を続けていた場合の最悪の事態も想定しておくようにしましょう。

1-4. 転職したい理由を明らかにしよう

ここまで書いてきた内容をもとに、あなたが転職したい理由を明確にしましょう。

ここをハッキリとさせておくことで、転職活動がスムーズに進みます。

また、転職活動中に迷ったらこの項目を見返すといいですね。

転職の目的(例)

  • 年収をアップさせて貯金をするため
  • 残業を減らして家族と過ごす時間を増やすため
  • スキルアップのため

STEP.2 自分のキャリアを振り返ろう

転職自己分析2

実際に転職活動を始める前に、自分のキャリアを振り返っておきましょう。

正直、キャリアの振り返りは面倒で地道な作業です。

しかし、これをやっておくと、面接での合格率が格段にアップしますので必ずやっておきましょう。

面接では「今まではどんな仕事をしてきましたか?」と必ずと言っていいほど聞かれます。

キャリアの振り返りをしておくことで、こういった質問にしっかりと応えられるようになります。

また、目標に対してあなたがどの地点にいるのか再確認できるので、どういった会社選びをしていくべきかハッキリとするでしょう。

①仕事の概要を書こう

まずはこれまでの仕事の概要を書いていきます。

年月に加えて、出向などの場合は勤務地や具体的なプロジェクトの内容を書いておくと後で整理しやすいですね。

仕事概要の例
2017年4月 – 美容商品のウェブサイト制作。コーディングを主に担当。保守はクライアント側で行うため、誰でもわかりやすいように注意してコーディングをした。

可能なら成功・失敗体験も書いておきましょう
田中くん

こうみると結構成長してきたんだなぁ

②身についたスキルの洗い出し


次に、身についたスキルを記述していきます。

どんなスキルが身についたかに加えて、スキルが身についた理由も書いておくと面接の際のアピールポイントとなります。

例えば、提案力が身についたならば、一日に3件の法人営業を行っていたことなどが理由として挙げられます。

自分が出した成果と結びつけると考えやすいですね。

③今までの経験を踏まえて総括をしてみる


ここの欄はこれまでの実体験をもとに自由に記述してください。

そのプロジェクトは楽しかったのかどうか、どこが大変だったか。など、思ったままに書くのがいいでしょう。

すべて書き終わった後に「自分はこういう仕事が好きなのか」と発見するきっかけになります。

STEP.3 転職の希望条件を決定しよう

転職自己分析3

ここまでは、あなたの思いや経験を振り返ってきましたが、ここからは転職の条件について決めていきましょう
田中くん

いよいよ希望条件を決めるんだね!

自分のキャリアや価値観・将来の目標を振り返ることができたら、いよいよ転職時の条件決めです。

また、理想の条件を書いていく際に、転職後にどんな困難が予想されるかも考えておくといいでしょう。

こうすることで、良い面ばかり見ずに、悪い点にも目を向けられるようになります。

STEP.4 自分の強みを発見しよう

転職自己分析4

理想の条件を明確にできたら、次はあなたに合う企業を探さなければなりません
田中くん

自分に合う企業ってどうやって見つけるの?

企業が求める人材と、あなたの能力を照らし合わせてみましょう。

求人票には「主体性」がある人などといった募集条件が良く書かれていますよね。

しかし、自分では主体性があると思っていても実際はそうでもないというパターンは多く、自分を客観視できていない人ほど面接で落ちやすいです。

そこで、このステップでは「社会人基礎力」をもとにあなたの強みを発見していきましょう。

社会人に必須な能力「社会人基礎力」とは?

田中くん

社会人基礎力ってなに?

経済産業省が「職場や地域社会で仕事をしていくために必要な基礎的な力」を12要素に分類・定義したものです。
社会人基礎力とは
「社会人基礎力」では働くうえで基礎的な力を、大きく「個人で働く力」「チームで働く力」の2つに分けて分類しています。

具体的にどのような力が必要と定義されているのか、以下にまとめました。

個人で働く力
  • 主体性 : 物事に進んで取り組む力
  • 働きかけ力 : 他人に働きかけ、巻き込む力
  • 実行力 : 目標を設定し、行動する力
  • 課題発見力 : 現状を分析し、目的や課題を明らかにする力
  • 計画力 : 課題解決に向けたプロセスを明らかにし、準備する力
  • 創造力 : 新しい価値を生み出す力
チームで働く力
  • 発信力 : 自分の意見をわかりやすく伝える力
  • 傾聴力 : 相手の意見を丁寧に聴く力
  • 柔軟性 : 意見の違いや立場の違いを理解する力
  • 状況把握力 : 自分と周囲の人々や物事の関係性を理解する力
  • 規律性 : 社会のルールや人との約束を守る力
  • ストレスコントロール力 : ストレスの発生源に対応する力

社会人基礎力をもとに自分にどんな強みがあるか見つけよう

結構いろいろな能力が必要なんだね。

田中くん

それぞれの能力が自分にあるかどうか考えてみましょう。

そう思う理由や根拠を書いておくと、面接の際に受け答えしやすくなります。

また、どうしても判断ができない場合は友人や家族といった周囲の人に聞いてみましょう。

この作業をしておけば、企業が求めている人材が自分の能力とマッチしているか判断しやすくなります。

ササッと自己分析がしたいならストレングス・ファインダーがおすすめ

自己分析ってもっと手軽に取り組めないの?

田中くん

そんな人にはストレングス・ファインダーがおすすめです。「さぁ才能(じぶん)に目覚めよう」という本に付属のコードでWebテストを受験することができます。

ストレングスファインダーとは、アメリカの世論調査&コンサルティングの事業をしているギャラップ社が開発したツールで、簡単なテストを受けることで一人ひとりの才能や強みを発見することができます。

企業の新人研修などでも多く活用されており、信頼性はかなり高いと言えるでしょう。実際に私も受験したのですが、かなり当たっていると思いました。
ストレングス・ファインダーの結果

実際に私が受験した際のレポートです。

受験するためには書籍を購入しなければならないので、お金がかかってしまいます。

しかし、受験しておくと自分の強みを客観的に理解できるので、時間がない人にはおすすめです。

まとめ

この記事のまとめ
  • 自己分析は転職成功のために不可欠
  • 自己分析をすることで、転職活動がスムーズに進む

自己分析は面倒な作業なので、やりたくないという方も多いでしょう。

しかし、転職に成功している方は必ず取り組んでいる作業でもあります。

そのため、転職活動を始める前に必ず自己分析のステップを踏むようにしましょう。

もし、どうしても自分で自己分析ができないという場合は「doda」や「マイナビエージェント」といったキャリアカウンセリングが充実している転職エージェントを利用するのも手段の1つでしょう。

おすすめの転職エージェントに関しては「転職で失敗したくないあなたへ | 転職エージェントおすすめランキング」で解説していますので、合わせてご覧ください。