テクスチャアーティストとは?仕事内容や平均年収を解説

「テクスチャアーティストとはどんな仕事?」と悩んでいませんか?

テクスチャアーティストは主にモデラーが作成した3Dモデルにリアルな質感を表現する職業です。

このページでは、元キャリアアドバイザーの筆者が、テクスチャアーティストの仕事内容や今後の将来性などについて解説します。

テクスチャアーティストとは?仕事内容を解説

テクスチャ(Texture)とは、物体の表面の質感や手触りを指す概念で、3DCGモデルに対して質感づけをする作業のことをテクスチャリング(テクスチャマッピング)と言います。

モデラーが作成した3DCGモデルは、そのままでは粘土で作成したような無機質な物体(オブジェクト)です。

テクスチャアーティストはその3Dモデルをよりリアルに見せるために、写真や絵などの画像を3Dモデルに貼り付けることで質感を表現していきます。

テクスチャアーティストには大きく分けて2種類あります。

テクスチャアーティストの種類

  • モデラーでテクスチャリングも兼任する人
  • テクスチャリングに特化した人

海外では分業が進んでいるためテクスチャリングに特化している人が多いですが、日本の場合はモデラーが兼任していることも少なくありません。

テクスチャマップのワークフロー

言葉だけでは伝わりにくいので、ここからはYoutubeにアップされているチュートリアル動画を元に解説していきます。

テクスチャリングのワークフローを理解するために、以下の動画を参考に手順を解説します。

  • STEP.1
    3Dモデルを用意する
     テクスチャリング1

    まずはテクスチャをつける3Dモデルを用意します。

  • STEP.2
    UV展開をする
    UV展開

    UV展開とは3Dモデルを展開図にして、平面(2次元)の座標に対応させることを指します。

    UV展開をすることで、平面情報を元にテクスチャを着けていくことが可能になります。

  • STEP.3
    テクスチャ素材を配置する
     テクスチャリング

    UVを元にテクスチャ素材を配置していきます。(今回の場合は木目の写真)

    ときには自ら手を動かしてテクスチャを1から作っていく場合もあります。

  • STEP.4
    テクスチャを作り込む
     テクスチャリング3

    さらに他の素材を足してテクスチャを作り込んでいきます。

  • STEP.5
    3Dモデルにテクスチャを貼り付ける

    テクスチャリング4

    作成したテクスチャを3Dモデルに貼り付けます。かなり樽らしくなりましたね。

※ 上記のワークフローは3DCG作成ソフト「Autodesk Maya」を用いた手順です。他のソフトでは手順が異なる可能性もあります。

上記はテクスチャマップの中でも基本的なカラーマップという手法ですが、他にもいろいろな手法があります。

  • バンプマップ・・・擬似的に凹凸を表現する(形状は変えない)
  • ディスプレイスメントマップ・・・形状を変えて凹凸を表現するため、細部まで高品質を得られる
  • スペキュラマップ・・・光を反射する様子を表現する

1つの手法だけでなく、様々な手法を組み合わせることでさらにリアルな質感表現を得ることができます。

例えば、先程の樽にバンプマップやスペキュラマップを施し、ライティングを調整すると以下のようになります。

テクスチャマップ

ここまでのまとめ

  • テクスチャアーティストは3Dモデルに画像を貼り付けて質感を表現する仕事

テクスチャアーティストの平均年収

テクスチャアーティストの平均年収

データ参考 : 転職会議

テクスチャアーティスト(CGデザイナー)の平均年収は354万円となっていますが、参考程度にしたほうがいいでしょう。

日本では「CGデザイナー」や「3DCGデザイナー」「3Dアーティスト」などとひとくくりに募集されることが多く、「テクスチャアーティスト」限定の募集はあまり見かけないからです。(分業が進んでいる大手ゲーム会社などでは募集あり)

スキルに応じて年収がアップしていく傾向にはあるので、ゲーム・映像業界に強い転職エージェントなどで高待遇の企業を探すことが年収アップへの近道だと言えるでしょう。

ゲーム業界におすすめのエージェント【2018年版】ゲーム業界におすすめの転職エージェントは?

テクスチャアーティストの将来性

テクスチャアーティストの将来性はどうなのかな?

田中くん

将来性は十分です。キャリアアップには海外を目指すのが良いですね。

CG表現は年々発展しており、映画やゲームをはじめ、テクスチャアーティストの活躍の場は今後も増えていくでしょう。

テクスチャアーティストを極めるのであれば、CG映像の本場である海外転職(バンクーバーなど)を視野に入れるべきです。

海外では制作にかける予算が日本に比べて遥かに多いので、年収アップも目指せるでしょう。

テクスチャアーティストに必要な知識・スキル

システムエンジニアが身につけるべきスキル

テクスチャアーティストは基本的な3DCGの知識に加え、Photoshopや3DCGソフトのスキルも必要でしょう。

テクスチャを作成する場合、基本的にはAdobeのPhotoshopを使用するので、Photoshopのスキルは必須です。

テクスチャアーティストになるためにはスキルが重視されるため、資格は必須ではありませんが、取得しておくことで転職や業務上で大きなアピールポイントとなります。

アドビ認定エキスパートをはじめとした、アドビ製品に関する資格を所持しておくと良いでしょう。

テクスチャアーティストが取得しておきたい資格

まとめ

この記事のまとめ

  • テクスチャアーティストは3Dモデルに画像を貼り付けて質感を表現する仕事
  • 国内では「CGデザイナー」や「3Dアーティスト」として募集されることが多い
  • キャリアアップには海外への転職を目指すべき
  • 企業によって業務内容が異なるので応募の際は注意する

テクスチャアーティストは経験を積んでいくごとに素材や質感への理解が深まっていく、やりがいのある職業です。

このキャラクターの服はどのような質感が最適か、この質感を表現するにはどうすればいいかなどを常に考える必要があります。

普段の生活の中でも気になるテクスチャの写真を撮っておいたりと、常に学んでいく姿勢がスキルアップには大切ですね。

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